市場ニュース

戻る
 

【材料】東京海上など損保株が急騰、前期最高益や自社株買い、増配を評価する買い流入

東京海上 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東京海上ホールディングス<8766>やSOMPOホールディングス<8630>、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>といった損保株が急騰。株価は、3社とも前週末に比べ5%を超える上昇となっている。損保3社は先週末20日取引終了後に決算発表を行い22年3月期が最高益となったことを明らかにするとともに、自社株買いや増配を発表したことが好感された。東京海上の前3月期の連結純利益は前の期比2.6倍の4204億8400万円だった。保険引受利益や資産運用利益などが好調だった。同時に1250万株(発行済み株式数の1.8%)、500億円を上限とする自社株買いを発表した。23年3月期の同利益は前期比2.3%増の4300億円の見通し。今期配当も前期比45円増の年300円に増配する。SOMPOとMS&ADの今3月期予想は減益見通しだが、両社も自社株買いに加え、今期も増配を見込むなど積極的な株主還元を評価する買いが入っている。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均