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【材料】トヨタは2カ月ぶり2000円大台割れ、リスク回避の売りで円高傾向も嫌気

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>が一時70円を超える下げをみせ、マドを開けて2000円台を割り込んだ。同社は外国為替市場でのドル高・円安を背景に4月中旬から下旬にかけて株価水準を切り上げたものの、決算発表に前後して売り直される展開を強いられていた。きょうは米株安に連動したリスク回避目的の売りを浴び、フシ目となっていた大台を下回ったことで、追随売りを誘発している。株価が2000円台を下回ったのは3月18日ザラ場以来約2カ月ぶりとなる。ドル・円相場がここにきて円高方向に押し戻されていることも風向きを悪くしている。もっとも為替は足もとで1ドル=128円台の推移であり、これに対し同社の今期想定為替レートは1ドル=115円と非常に厳しくみていることから、今期業績面では依然として上振れ余地も内包している。

出所:MINKABU PRESS

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