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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:GMO-PG、大ガス、INPEX

INPEX <日足> 「株探」多機能チャートより
■C&R <4763>  2,222円  +104 円 (+4.9%)  11:30現在
 クリーク・アンド・リバー社<4763>が7%を超える急反発、一時2280円まで上昇し今月15日につけた2256円の高値を抜き、上場来高値を更新した。映像やゲーム、Webコンテンツなどの制作代行事業及びクリエーターの派遣を手掛けるが、VR分野における優位性を会社側は前面に押し出す経営戦略をとっている。Web3時代を意識して、クリエイティブ領域の開発スタジオやデジタル技術を有するITエンジニアを融合し「C&R Creative Studios」を組成、メタバースやNFT分野での展開に注力の構えにあり、中期的な成長キャパシティーの高さが注目されている。足もとの業績も絶好調で22年2月期の営業39%増益に続き、23年2月期も17%営業増益と2ケタ成長を継続する見通し。

■GMO-PG <3769>  11,190円  +430 円 (+4.0%)  11:30現在
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>は4日ぶりに反発。18日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、純利益を98億6000万円から208億6000万円(前期比2.4倍)へ上方修正したことが好感されている。持ち分法適用会社2C2Pの全株式を6月をメドに、シンガポールのアドバンスド・ニュー・テクノロジーズに売却することに伴い、株式売却益160億円を計上することが要因。なお、売上高500億円(同20.0%増)、営業利益162億3400万円(同25.0%増)は従来見通しを据え置いている。

■ダイセキ <9793>  4,290円  +145 円 (+3.5%)  11:30現在
 ダイセキ<9793>は4日ぶりに反発。18日の取引終了後、上限を60万株(発行済み株数の1.18%)、または30億円とする自社株を、19日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表した。今朝、41万6500株(総額17億2639万円)の自社株を取得した。企業環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■大阪ガス <9532>  2,119円  +55 円 (+2.7%)  11:30現在
 大阪ガス<9532>が3日ぶりに反発している。18日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、純利益が775億円から1280億円(前の期比58.3%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。米連結子会社で、繰延税金資産と法人税等調整額を計上する見込みとなったことが要因という。なお、売上高は1兆5470億円から1兆5860億円(同16.3%増)へ、営業利益は805億円から945億円(同16.0%減)へ上振れた。

■大阪ソーダ <4046>  3,175円  +80 円 (+2.6%)  11:30現在
 大阪ソーダ<4046>が3日ぶり反発。18日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を107億円から124億円(前の期比48.7%増)へ増額しており、これが好感されているようだ。売上高も820億円から880億円(前の期972億6600万円)へ引き上げた。電子材料関係向けを中心に樹脂原料の販売が想定を上回ったほか、医薬品精製材料や医薬品原薬・中間体が順調に推移したことが業績を押し上げる。あわせて従来35円としていた期末配当の増額修正も発表し、10円増の45円とした。これにより年間配当は80円(前の期65円)となる見込み。

■INPEX <1605>  1,637円  +30 円 (+1.9%)  11:30現在
 INPEX<1605>は5日続伸し新高値。石油資源開発<1662>もしっかり。18日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が14日に比べ1.26ドル高の1バレル=108.21ドルに上昇した。一時、109.81ドルまで値を上げる場面があった。リビアの主要油田の操業停止が伝わったことで原油需給が引き締まるとの観測が強まった。ロシアからの供給減少も見込まれるなか、原油価格は反発基調にある。こうしたなか、INPEXなどに買いが入っている。

■WT銀 <1673>  3,086円  +42 円 (+1.4%)  11:30現在
 WisdomTree 銀上場投資信託<1673>、純銀上場信託(現物国内保管型)<1542>など銀市況に連動するETFが上値追い指向を強めている。ここ世界的なインフレ傾向が強まるなか、金市況の上昇基調が鮮明となっているが。4月に入ってから銀市況の上昇も目立ち始めている。ウクライナ情勢など先行き不透明感が拭えないなか、貴金属市況に投資マネーが流れ込んでおり、市場では「金のETFに乗り遅れた向きや、金のETFを保有しながら分散投資の観点で銀のETFを買う動きが個人投資家に広がっている」(ネット証券アナリスト)という指摘も出ている。

■東京エレクトロン <8035>  54,920円  +740 円 (+1.4%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が総じて買い優勢の展開となっている。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を背景に主要株価3指数がいずれもマイナス圏で引けたが、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は反発した。SOX指数は前週14日に年初来安値を更新したものの、目先は半導体関連に買い戻しの動きが強まり、週明けの米株市場では2%近い上昇率を示し底入れの兆しをみせている。東京市場でも半導体主力株は下値模索の動きを強いられていたが、直近ではローツェ<6323>やマルマエ<6264>など関連銘柄の決算発表が想定以上に好調な内容で、見直しムードも漂い始めた。3月決算企業はこれから発表が本格化することで、足もと積極的な買いを入れにくい半面、空売り筋の買い戻しによるリバウンドも想定される。

■トヨタ自動車 <7203>  2,162.5円  +7.5 円 (+0.4%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>、SUBARU<7270>など自動車株が一斉高に買われている。米長期金利の上昇を背景に外国為替市場ではドル買い・円売りの動きが一段と加速し、足もとで1ドル=127円台に入る円安局面にある。急速な円安は企業の輸入コスト上昇につながり、マイナス面も指摘されるが、自動車など輸出企業にとっては為替差益が見込まれ、収益面でプラス材料と捉えられている。トヨタの22年3月期の想定為替レートは1ドル=111円であり、23年3月期業績予想においては、大幅な輸出採算の改善効果が見込まれる。

■ソフトクリエ <3371>  4,530円  +5 円 (+0.1%)  11:30現在
 ソフトクリエイトホールディングス<3371>が3日ぶりに反発している。18日の取引終了後、集計中の22年3月期の連結業績について、売上高が192億円から212億2600万円へ、営業利益が35億5000万円から40億3000万円(前の期比24.9%増)へ、純利益が20億円から23億6300万円(同30.0%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。会計基準の変更に伴い、売上高の前の期との比較はないものの、新型コロナウイルス感染症の影響でリアル店舗を展開している企業によるECサイト構築需要が拡大したことにより、ネット通販サイト構築パッケージ「ecbeing」やECクラウドサービス「メルカート」の売り上げが拡大。また、テレワークなど働き方の変化により、インターネット上で稟議書等を電子的化するためのワークフローサービス「x-point クラウド」「AgileWorks」の売り上げも堅調だったとしている。

■東京センチュリー <8439>  3,905円  -165 円 (-4.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率7位
 東京センチュリー<8439>が続落し年初来安値を更新した。18日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、純利益が600億円から500億円(前の期比1.7%増)へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気されている。変異株の流行に伴う新型コロナウイルス感染症の影響により、航空旅客需要の減退に伴う航空会社の業績低迷及び航空機の市場価額の下落などがあったことを受けて、保有する航空機に対して想定を上回る減損損失の計上を行うことが要因としている。

■アースインフィニティ <7692>  1,298円  +294 円 (+29.3%) 一時ストップ高   11:30現在
 アースインフィニティ<7692>が急騰。きょう朝方、メタバース推進協議会に入会したと発表しており、これを材料視した買いが入っているようだ。同協議会の会員企業との交流による新たなビジネス機会創出を模索し、メタバース領域への取り組みを行っていく方針。

■エーアイ <4388>  1,032円  +104 円 (+11.2%)  11:30現在
 エーアイ<4388>が急伸。同社は音声認識ソフトの開発・販売を手掛けており、人工知能(AI)関連の一角に位置づけられている。18日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の8000万円から1億1200万円に増額修正、また年間配当も従来計画に1円50銭増額の3円50銭とすることを発表した。これを好感する形で買いを呼び込んでいる。

■TSIホールディングス <3608>  300円  +22 円 (+7.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 TSIホールディングス<3608>は大幅高で5日ぶりに反発している。18日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を600万株(発行済み株数の6.56%)、または20億円としており、取得期間は4月19日から12月30日まで。うち135万7900株(同1.49%)は、19日朝の東京証券取引所の自己株式立会外取引(ToSTNeT-3)で取得したという。なお、これにより取得した全ての自社株は、23年1月31日付で消却するとあわせて発表している。

■理研コランダム <5395>  2,100円  +139 円 (+7.1%)  11:30現在
 理研コランダム<5395>が大幅高で年初来高値を更新している。この日の寄り前、持ち分法適用関連会社であるシ博理研泰山塗附磨具の持ち分(47.0%)全てを譲渡すると発表。それに伴い、22年12月期第2四半期業績で関係会社出資金売却益を特別利益に計上するとしており、これを好材料視した買いが入っている。関係会社出資金売却益の金額は未確定。なお、22年12月期第2四半期及び通期業績予想は現在精査中としている。

●ストップ高銘柄
 グッドライフカンパニー <2970>  900円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   11:30現在
 MCPs <4360>  619円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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