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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):セイヒョー、INC、アステリア

セイヒョー <日足> 「株探」多機能チャートより
■セイヒョー <2872>  3,520円  +250 円 (+7.7%) 一時ストップ高   本日終値
 セイヒョー<2872>が急伸。前週末8日の取引終了後、経営戦略コンサルティングなどを手掛けるWealth Brothers(東京都港区)と資本提携契約を締結し、第三者割当増資を実施すると発表しており、これが好材料視された。4月25日付で9万9000株の新株を1株3265円で発行し、約3億1700万円を調達する。国内外の新規取引先紹介を含む販路の拡大やSNSを活用したWEBマーケティングの強化、冷凍ロジスティック事業をはじめとする新規事業への挑戦などを協力して行う方針で、調達資金は既存製造工場の拡張及び増強やマーケティング・EC機能の整備、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連投資に当てる予定だ。同時に発表した23年2月期の単独業績予想で、売上高36億円、営業利益8000万円(前期比39.5%増)、純利益6800万円(同20.0%増)と大幅増益を見込むことも好材料視されている。主力のアイスクリーム部門における順調なOEM受注に加えて、自社ブランド品の営業を強化することが寄与する。なお、22年2月期決算は、売上高39億5700万円(前の期比13.0%増)、営業利益5600万円(同3.3倍)、純利益6300万円(同34.2%増)だった。

■INCLUSIVE <7078>  1,113円  +71 円 (+6.8%)  本日終値
 INCLUSIVE<7078>が7日ぶり反発。ロケット開発ベンチャーのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)がきょう、KADOKAWA<9468>やIMV<7760>を新たな引受先とした第三者割当増資により2億2000万円を追加調達したと発表。これを受けて、インターステラと資本提携関係にある同社に思惑的な買いが向かったようだ。

■アステリア <3853>  1,036円  +53 円 (+5.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 アステリア<3853>が続急伸、一時5.6%高の1038円まで買われ4ケタ大台を回復すると同時に、4月5日につけた戻り高値1030円を払拭した。次世代ブロックチェーン技術や人工知能(AI)分野のノウハウを生かし、企業のシステムソフト開発需要を捉えている。同社が出資する先端AI開発を手掛ける台湾ゴリラ・テクノロジーのSPACとの合併を通じたナスダック上場は、ややずれ込んでいるものの今年度前半には実現する方向にあり、投資評価益も期待できる状況にある。22年3月期営業利益は前の期比4.1倍の34億円予想と大幅な伸びを見込み、23年3月期も利益成長を継続する公算が大きい。

■エルテス <3967>  947円  +43 円 (+4.8%)  本日終値
 エルテス<3967>が続伸。8日の取引終了後、中国地方の金融機関を主な顧客とするデジタルマーケティング企業であるアクター(岡山市北区)の全株式を4月25日付で取得し、子会社化すると発表しており、これが好感された。今回のアクターの子会社化は、デジタルマーケティング領域への進出の加速を図るのが狙い。また、アクターの有する金融機関向けサービスのノウハウ獲得により、エルテスの内部脅威検知サービス「Internal Risk Intelligence」を組み合わせた全国金融機関への支援拡大なども図るとしている。なお、同件による23年2月期業績への影響は精査中としている。

■アルファ <4760>  1,240円  +55 円 (+4.6%)  本日終値
 アルファ<4760>は続伸で年初来高値を更新。前週末8日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(21年9月~22年2月)連結業績について、売上高が27億3000万円から30億7300万円(前年同期比3.0%減)へ、営業損益が7000万円の赤字から1300万円の黒字(前年同期1億1000万円の黒字)へ、最終損益が7300万円の赤字から4000万円の黒字(同1億2700万円の黒字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。年末にかけて徐々に経済活動や個人消費が回復傾向にあったことで売上高が想定を上回ったほか、人件費などの経費削減に努めたことや雇用調整助成金を営業外収益として計上したことも利益を押し上げる。

■ファーストブラザーズ <3454>  855円  +25 円 (+3.0%)  本日終値
 ファーストブラザーズ<3454>が大幅高で4日ぶりに反発。前週末8日の取引終了後に発表した第1四半期(21年12月~22年2月)連結決算が、売上高63億4500万円(前年同期比2.8倍)、営業利益11億2900万円(同7.4倍)、純利益6億6500万円(同10.9倍)と大幅増益となったことが好感された。同社では、取得した賃貸不動産についてバリューアップを実施しながら運用するとともに、賃貸不動産ポートフォリオ入れ替えの観点から、マーケットで適宜売却を行っているが、第1四半期においても複数の賃貸不動産を売却したことが業績を牽引した。なお、22年11月期通期業績予想は、売上高249億円(前期比6.7%減)、営業利益28億8000万円(同41.7%減)、純利益13億円(同53.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■旅工房 <6548>  728円  +17 円 (+2.4%)  本日終値
 旅工房<6548>は3日ぶりに反発。前週末8日に発表した2月の旅行取扱状況速報で、旅行取扱額は前年同月比2.2倍の1億632万2000円と大幅に増加しており、これが好感された。国内旅行取扱額は同2.1倍の8543万7000円、海外旅行取扱額は同2.8倍の2088万5000円とともに大幅に伸長した。なお、21年4~22月2月の合計取扱額は前年同期比35.3%減の約13億5663万円だった。

■ハードオフ <2674>  802円  +17 円 (+2.2%)  本日終値
 ハードオフコーポレーション<2674>は続伸。午後2時ごろに発表した3月度店舗売上高で、直営店の既存店売上高が前年同月比9.8%増となり、7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。ハードオフやオフハウス、モードオフ、ガレージオフ、ホビーオフ業態が好調だった。なお、全店売上高は同10.5%増だった。

■タビオ <2668>  1,046円  +16 円 (+1.6%)  本日終値
 タビオ<2668>が高い。午後1時ごろに発表した23年2月期連結業績予想で、売上高156億8700万円(前期比14.7%増)、営業利益4億円(同3.3倍)、最終利益2億6000万円(同41.4%増)と大幅増益を見込むことが好感された。国内生産のネットワークを生かしたタイムリーな商品展開や供給で顧客の満足度向上を図るほか、メンズ事業の抜本的な改革に着手するという。なお、22年2月期決算は、売上高136億7700万円(前の期比18.9%増)、営業利益1億2000万円(前の期10億8200万円の赤字)、最終利益1億8300万円(同15億5000万円の赤字)だった。

■綿半ホールディングス <3199>  1,303円  +16 円 (+1.2%)  本日終値
 綿半ホールディングス<3199>は4日ぶりに反発。前週末8日の取引終了後に発表した3月度の月次動向で、既存店売上高が1.9%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の低下により園芸・DIY用品が低調に推移したものの、自転車などの早期展開で新生活用品が好調に推移した。また改装店舗が伸長し、客単価の向上に寄与した。

●ストップ高銘柄
 Waqoo <4937>  793円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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