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【市況】8日の株式相場見通し=反発、突っ込み警戒感から買い戻し優勢に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 8日の東京株式市場は、売り買い交錯のなかも強含みで推移しそうだ。前日の欧州株市場ではドイツやフランスなど主要国の株価指数が総じて軟調な動きを示したが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも小幅ながら前日終値を上回って着地し下げ止まる動きをみせた。取引時間中は売りに押されマイナス圏で推移する時間も長く、NYダウは一時300ドルを超える下落をみせる場面もあったが、終盤買いが優勢となりプラス圏に浮上している。東京市場では前日まで2営業日で日経平均は約900円も水準を切り下げており、目先突っ込み警戒感からの空売り買い戻しや押し目買いを誘いやすいタイミングにある。ただ、ウクライナ情勢に絡むロシアへの制裁強化で世界経済に先行き不透明感が意識されているほか、前日発表された3月のFOMC議事要旨で5月からFRBが保有資産圧縮を始めるとの見方が強まるなか、米長期金利の上昇が顕著となっており、これらを警戒し上値は重い可能性はある。なお、きょうはオプションSQ算出日にあたり全体売買代金は増勢となる見通し。

 7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比87ドル06セント高の3万4583ドル57セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同8.483ポイント高の1万3897.300だった。

 日程面では、きょうは2月の国際収支、2月の特定サービス産業動態統計、3月の消費動向調査、3月の景気ウォッチャー調査など。海外では2月の米卸売在庫など。

出所:MINKABU PRESS

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