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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 MSコンサル、SHIFT、ウエルシア (7日大引け後 発表分)

MSコンサル <日足> 「株探」多機能チャートより

 7日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 MSコンサル <6555> [東証S]  ★前期最終が上振れ着地・今期は16%増益、9円増配へ
 ◆22年2月期の連結最終損益は2億円の黒字(前の期は2.4億円の赤字)に浮上し、従来予想の1.4億円の黒字を上回って着地。続く23年2月期の同利益は前期比15.9%増の2.4億円に伸びる見通しとなった。前期上振れはIT導入補助金を活用したSaaS導入やオンライン研修などのコンサルティング・研修部門が想定以上に伸びたことが要因。今期もコンサルティングの伸びが業績を下支えする。主力の顧客満足度調査は緩やかな回復を見込む。
  併せて、従来は無配としていた前期の期末一括配当を8円実施するとし、今期も前期比9円増の17円に大幅増配する方針とした。

 ウエルシア <3141> [東証P]  ★今期経常は8%増で25期連続最高益、2円増配へ
 ◆22年2月期の連結経常利益は前の期比3.9%増の475億円で着地。続く23年2月期も前期比8.4%増の516億円に伸び、25期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は既存エリアでのドミナント形成と新規エリアでの展開に注力し、129店舗の新規出店を計画するほか、引き続き店舗業務や調剤業務の生産性向上施策を進める方針。
  併せて、今期の年間配当は前期比2円増の32円に増配する方針とした。

 買取王国 <3181> [東証S]  ★前期経常を37%上方修正、未定だった配当は1円増配
 ◆22年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の1.6億円→2.1億円に36.9%上方修正。増益率が10.3%増→51.0%増に拡大する見通しとなった。店舗の修繕を見込んでいたが、実施検討や工期などの影響で修繕費が想定を大きく下回ったことが要因。
  業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は7円(前の期は6円)実施する方針とした。

 SHIFT <3697> [東証P]  ★今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年8月期上期(21年9月-22年2月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の42.4億円に急拡大し、従来予想の32億円を上回って着地。営業力の強化やエンジニア単価の上昇、グループ会社の成長などが寄与し、47.2%の大幅増収を達成した。グループ会社の商流改善や生産性向上に加え、雇用調整助成金を計上したことも利益を押し上げた。
  併せて、通期の同利益を従来予想の65億円→73億円に12.3%上方修正。増益率が37.2%増→54.1%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 OSG <6136> [東証P]  ★12-2月期(1Q)経常は98%増益で着地
 ◆22年11月期第1四半期(21年12月-22年2月)の連結経常利益は前年同期比97.9%増の47.8億円に拡大して着地。自動車関連産業の生産調整の影響は継続したものの、主力のネジ穴を作る工具タップが一般部品産業向けに伸びたほか、米国航空機向けの回復なども寄与し、2ケタ増収を達成した。為替の円安進行もプラスに働いた。

 イオンモール <8905> [東証P]  ★今期経常は40%増益へ
 ◆22年2月期の連結経常利益は前の期比14.4%増の325億円に伸びて着地。続く23年2月期も前期比39.8%増の455億円に拡大する見通しとなった。今期は前期に新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦戦を強いられたアセアンの黒字化を見込むほか、中国はオミクロン株の感染拡大で厳しいスタートとなるが下期に巻き返す見通し。国内は前期に開業した4モールの貢献などで利益が大きく伸びる。なお、新規出店は国内2施設、海外1施設を計画する。

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