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【市況】NY株式:NYダウ87ドル高、景気後退入り懸念が緩和

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は反発。ダウ平均は87.06ドル高の34583.57ドル、ナスダックは8.48ポイント高の13897.30で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)による急激な利上げを警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。しかし、雇用関連指標の強い結果や一部長短金利の逆転が解消したため景気後退入り懸念も緩和したほか、値ごろ感からの買いが下値を支え、引けにかけてプラス圏に回復した。セクター別では、食・生活必需品小売りや医薬品・バイオテクが上昇した一方、電気通信サービスが下落。

コンピューターメーカーのHP(HPQ)は著名投資家バフェット氏が率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイ(BRK)が同社株40億ドル相当分を新たに取得したことが証券取引委員会(SEC)への報告で明らかになり、大幅高となった。また、アルコール飲料会社のコンステレーションブランズ(STZ)は、予想を上回った四半期決算内容が好感され、上昇。会員制倉庫卸売り小売り会社のコストコホールセールズ(COST)は3月の既存店売り上げ高が17.2%増と強く、買われた。一方、自動車メーカーのフォードは(F)はアナリストの投資判断引き下げで、下落。ドラッグストアチェーンのライトエイド(RAD)はアナリストの目標株価の大幅引き下げで、下落した。

本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁は、年内に政策金利を3%-3.25%まで引き上げることが望ましいとの見解を示した。

Horiko Capital Management LLC





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《FA》

 提供:フィスコ

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