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【市況】東京株式(前引け)=急反落、米長期金利上昇うけリスク回避の流れに

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 6日前引けの日経平均株価は前営業日比525円93銭安の2万7262円05銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億4627万株、売買代金概算は1兆2680億円。値上がり銘柄数は228、対して値下がり銘柄数は1566、変わらずは45銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場はにわかにリスク回避ムードが強まり、主力ハイテク株などを中心に大きく売り込まれ、前引けの日経平均は500円を超える下げとなった。米長期金利の急上昇を警戒する動きが出たほか、日米金利差拡大に伴う急速な円安進行も、輸入コスト上昇による企業業績への影響を懸念する売りを誘発した。値下がり銘柄数は1560あまりに達し、プライム市場全体の85%を占めている。業種別でも資源関連株やメガバンクや生保など大手金融株を除き、ほぼ全面的に売られている。

 個別では売買代金トップとなったレーザーテック<6920>が安く、日本郵船<9101>など海運株も売られた。ソフトバンクグループ<9984>も利益確定の売りに押された。ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>なども安い。ダイセキ環境ソリューション<1712>が急落、リンクアンドモチベーション<2170>も大幅安。半面、任天堂<7974>が高く、コスモエネルギーホールディングス<5021>が急騰、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。ピアラ<7044>は連日のストップ高に買われた。マニー<7730>も物色人気に。

出所:MINKABU PRESS

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