【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 スターマイカ、乃村工芸社、明光ネット (31日大引け後 発表分)

　3月31日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　スターマイカ <2975> 　　★今期経常を21％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額
　◆22年11月期の連結経常利益を従来予想の40.7億円→49.1億円に20.8％上方修正。増益率が10.4％増→33.3％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。価格上昇局面にあるリノベーションマンション市場の追い風を受けて、販売利益率が想定を上回って推移していることが要因。
　　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の34円→38円(前期は33円)に増額修正した。

　明光ネット <4668> 　　★上期経常を30％上方修正
　◆22年8月期上期(21年9月-22年2月)の連結経常利益を従来予想の10.1億円→13.2億円に30.4％上方修正。増益率が0.1％増→30.5％増に拡大する見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、経費や販管費のコントロールが寄与し、採算は大きく改善した。

　オリジン <6513> 　　★今期経常を2.3倍上方修正
　◆22年3月期の連結経常損益を従来予想の11億円の黒字→25億円の黒字(前期は5.1億円の赤字)に2.3倍上方修正した。懸念事項だった部材の調達が想定より確保できたうえ、メカトロニクス事業で光学レンズ貼合装置を売上計上したことが寄与。売上構成の良化に加え、原価低減や固定費削減の進展、円安によるプラス効果も利益を押し上げる。

　ヤマシタＨＤ <9265> 　　★今期経常を53％上方修正、配当も22円増額
　◆22年5月期の連結経常利益を従来予想の5.8億円→8.9億円に53.1％上方修正。減益率が43.1％減→12.9％減に縮小する見通しとなった。医療機器備品や低侵襲治療機器といった主力商品分野の売り上げが想定以上に回復したことに加え、感染対策機器や各種検査機器などのコロナ関連商品に対する医療機関の需要も継続したことが要因。　　
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の41円→63円(前期は90円)に大幅増額修正した。

　乃村工藝社 <9716> 　　★前期経常を一転11％増益に上方修正、配当も3円増額
　◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の46.5億円→55.5億円に19.4％上方修正。従来の7.2％減益予想から一転して10.8％増益見通しとなった。各プロジェクトを着実に遂行するなか、販管費を抑制したことが奏功した。　　
　　併せて、創業130周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の25円→28円(前の期は25円)に増額修正した。

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