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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):セキド、ヒーハイスト、レジャー関連

セキド <日足> 「株探」多機能チャートより
■セキド <9878>  1,085円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値
 セキド<9878>がストップ高。午前11時30分ごろ、22年3月期の期末一括配当予想を無配から50円に引き上げたことが好感された。普通配当10円に加えて40円の特別配当を行う予定で、8期ぶりの復配となる。

■ヒーハイスト <6433>  315円  +42 円 (+15.4%)  本日終値
 ヒーハイスト<6433>が大幅高で4日続伸。前週末11日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を1円から4円へ増額修正したことが好材料視された。普通配当を1円から3円に引き上げるとともに、創立60周年を迎えることから1円の記念配当を実施する。なお、前期実績に対しては3円の増配となる予定だ。

■鉄人化計画 <2404>  309円  +36 円 (+13.2%)  本日終値
 鉄人化計画<2404>が一時21.6%高の332円と急騰をみせたほか、コシダカホールディングス<2157>やラウンドワン<4680>なども値を飛ばした。新型コロナウイルスの感染拡大に足もと歯止めがかかってきたことで、レジャー関連全般に短期筋の攻勢が顕著となっている。そのなか、「3密」のイメージが強いカラオケ関連株は大きく売り込まれた反動から上げ足の強さが際立っている。特に鉄人化計画は昨年秋口から貸株規制が入っている状況にあり、株式需給面での思惑が強い。

■オートウェーブ <2666>  104円  +11 円 (+11.8%)  本日終値
 オートウェーブ<2666>が急反騰。前週末11日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を1円から2円へ引き上げたことが好感された。なお、前期は2円だった。

■イトクロ <6049>  473円  +47 円 (+11.0%)  本日終値
 イトクロ<6049>が急反発。前週末11日の取引終了後に発表した第1四半期(21年11月~22年1月)単独決算は、売上高8億9200万円(前年同期比11.3%減)、営業利益1億2200万円(同66.0%減)、純利益7100万円(同68.5%減)と大幅減益となったものの、会社計画の営業利益6500万円を大きく上回って着地したことが好感された。各メディアにおけるサイト改善施策の効果が得られ、注力領域である「みんなの学校情報」専門学校領域や「コドモブースター」などが計画を上回ったことが牽引した。また、既存事業である「塾ナビ」や「家庭教師比較ネット」なども計画通り進捗した。なお、22年10月期通期業績予想は、会計基準変更のため前期との比較はないものの、売上高44億2000万円、営業利益8億5000万円、純利益5億2700万円の従来見通しを据え置いている。

■クシム <2345>  303円  +25 円 (+9.0%)  本日終値
 クシム<2345>が高い。前週末11日の取引終了後、22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)の決算を発表。営業損益が4400万円の黒字となり、前年同期の赤字から転換したことが好感されているようだ。売上高は前年同期比37.9%減の3億3400万円だったものの、法人向け学習管理システムの新規案件や暗号資産の運用収益が利益に貢献した。なお、通期見通しについては現段階で合理的な算定が困難であるとし、引き続き未定とした。

■進学会ホールディングス <9760>  378円  +31 円 (+8.9%)  本日終値
 進学会ホールディングス<9760>が大幅反発。前週末11日の取引終了後に上限を20万株(発行済み株数の1.08%)、または1億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。取得期間は3月14日から24日までで、株主への利益還元と、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。同時に、子会社SG総研に関して債務免除などの金融支援を受けると発表した。債務免除額は10億円。これに伴い22年3月期に10億円を特別利益として計上するものの、業績予想については精査中としている。

■YCP <9257>  738円  +58 円 (+8.5%)  本日終値
 YCPホールディングスJDR<9257>が後場急上昇。この日午後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、個人投資家の植島幹九郎氏のYCP株式保有比率が5.06%となり、新たに5%を超えたことが判明したことから需給思惑が働いたようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は3月7日。

■エッジテクノロジー <4268>  542円  +42 円 (+8.4%)  本日終値
 エッジテクノロジー<4268>が急反発。前週末11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(21年5月~22年1月)単独決算が、売上高15億4800万円、営業利益1億5400万円、純利益9600万円となり、前年同期は四半期決算を作成していないため比較はないものの、通期計画に対する営業利益の進捗率が96%と好進捗率となったことが好感された。同社は、2月17日にマザーズ市場に上場したAIソリューションサービスやAI教育サービスの提供、AIプロダクトの開発・販売などを手掛けるAIサービス会社。新型コロナウイルス感染症によるリモートワークの推進や各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を背景に、AIアルゴリズム実装に対する需要が高まっていることが業績を牽引したという。なお、22年4月期通期業績予想は、売上高21億2900万円(前期比45.2%増)、営業利益1億6100万円(同4.3倍)、純利益1億1000万円(同4.6倍)の従来見通しを据え置いている。

■アイフリークモバイル <3845>  148円  +11 円 (+8.0%)  本日終値
 アイフリークモバイル<3845>が後場急伸。午後1時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を1億1600万円から1億5400万円(前期1億5100万円の赤字)へ、最終利益を1億1400万円から2億2800万円(同7300万円の赤字)へ上方修正し、あわせて無配としていた期末配当予想を3円に引き上げると発表したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響下におけるエンジニアの採用抑制で、売上高は29億2400万円から26億3400万円(前期比14.8%減)へ下方修正したが、コロナ禍のデジタルトランスフォーメーション(DX)化の推進などに伴う受注回復を受けて、エンジニアの稼働率が安定的に上昇したことから利益は従来計画を上回る見通しという。

●ストップ高銘柄
 サイエンスアーツ <4412>  3,120円  +500 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 コラントッテ <7792>  759円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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