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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 3月13日版

日経平均は週明け後に押し目底確認なら、一気に2万8000円目指す公算
1. 日経平均株価は週明け後が強弱の分岐点になる公算
 前回、「 日経平均株価が1月から大きく下げて、2月以降に押し目をつけた年の値動きには、『はっきりとした下げの流れを作り、日柄をかけて下値を掘り下げていくパターン(パターン1)』と、『急激な下げを経過して、一気に下げるパターン(パターン2)』があり、本年がパターン2の展開になっている可能性がある」と紹介しました。
 パターン2ならば、本年は1月27日の安値2万6044円が意識される格好で、押し目底を確認する作業を経過すると考えられます。
 2万6044円が意識される格好と言っても、2万6044円前後でピタリと止まるわけではありません。
 2008年、2018年など、最初の急落でつけた安値をいったん大きく割れて、すぐに値を戻す動きになっているケースもあります。
 意識される動きとは、一時的にその場所を抜けても、すぐに値を戻す作業が表れる動き方を意味しています。
 前週は、3月7日に2万6044円を大きく下回る動きとなっていますが、まだ2万6044円が意識される動きになる可能性を残しています。
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