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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 3月6日版

日経平均株価は3月4日の安値が押し目になって、再上昇を開始する公算も
1. 日経平均は押し目底をつけた後、はっきりとした上昇の流れへ入る公算
  日経平均株価が1月に積極的に下げる年は、買いが入りにくい状況があり、2月、3月頃まで下げの流れを継続する展開になっています。
 1月に高値をつけた後の下げは、押し目底をつけると、すぐに上昇傾向のある4月が待っているため、下値堅い動きへ入り、上昇を開始します。
 図1は、1990年から2021年までの期間で、1月から大きく下げて、2月以降に押し目をつけた年の値動きを示しています。
 順番に「下降を開始した日」、「下降を開始して目立った押し目をつけた日」、「押し目をつけて上昇を開始した後、目立った高値をつけた日」、「安値から高値までの上げ幅」を掲載しています。
 高値とした日までの値動きは、はっきりとした上昇の流れを作っている期間にしています。
 安値から高値までの値幅を見ると、そのほとんどが2000円幅以上になっています。
図1 日経平均株価が1月に下げた後の展開
【タイトル】
 以前にも書きましたが、1月の下げの流れを2月も継続する動きは、非常に弱い状況であることを示唆しています。図の押し目をつけた値位置は、その状況の中で、下げが勢いづいたことで、その時点で下げられるだけ下げた後につけた値位置です。
 多くの市場参加者がこのあたりと強く意識している値位置まで下げた後、上げやすい4月へ向けて、反動高が表れているため、押し目底をつけた後は、はっきりとした上昇の流れとなって、上げ期間、上げ幅の伴った動きになっていると推測できます。
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