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【市況】東京株式(前引け)=反発、欧米株高好感も買い一巡後は上げ幅縮小

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 3日前引けの日経平均株価は前営業日比215円18銭高の2万6608円21銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億893万株、売買代金概算は1兆3254億円。値上がり銘柄数は1692、対して値下がり銘柄数は423、変わらずは64銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株高を受け買い優勢の展開、日経平均は一時300円あまり上昇する場面もあった。注目されたパウエルFRB議長の議会証言では、3月のFOMCで0.25%の利上げにとどまるとの見方を示したことで、米国株市場ではこれが買いを後押しした。東京市場もこのリスク選好の地合いが波及したが、値動きも重く、買い一巡後は上げ幅を縮小している。ウクライナ情勢は依然として不透明で、ロシア制裁に伴う金融経済への影響などを警戒して、上値を積極的に買い進む動きはみられない。

 個別では日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株が買われたほか、任天堂<7974>も高い。キーエンス<6861>も上昇した。住友金属鉱山<5713>が値を上げ、住石ホールディングス<1514>や三井松島ホールディングス<1518>が大幅高。CIJ<4826>が値を飛ばし、ディー・エル・イー<3686>も大きく買われた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ファーストリテイリング<9983>、ベイカレント・コンサルティング<6532>も軟調。平和不動産<8803>が急落、SREホールディングス<2980>はストップ安に売られた。

出所:MINKABU PRESS

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