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【特集】「サイバーセキュリティ」が10位に急上昇、ロシアの“ハイブリッド戦争”警戒で関心強まる<注目テーマ>

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10  サイバーセキュリティ

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サイバーセキュリティ」が10位に急浮上している。

 ロシア軍が24日、ウクライナへの全面侵攻を開始した。今回の軍事侵攻では、2014年のクリミア半島占拠でも用いられた正規戦、非正規戦、サイバー戦、情報戦などを組み合わせた「ハイブリッド戦略」がとられており、特にサイバー攻撃への警戒感から同テーマへの関心の高まりにつながっている。

 21年5月に米最大規模の石油パイプラインがシステムを乗っ取られ身代金を要求されたランサムウェアによるサイバー攻撃の際にも、犯行声明を出した「ダークサイド」と呼ばれるハッカー集団がロシアに拠点を置くと報じられたように、ロシアは世界有数の「情報大国」といわれている。今回のウクライナへの軍事侵攻に際しても、情勢が緊迫化した1月以降、政府機関などに対するサイバー攻撃が断続的に確認されていた。

 今回の侵攻を受けて西側諸国ではロシアに対する経済制裁を表明しているが、対抗手段としてロシアによるサイバー攻撃が増えることが警戒されている。行政機関だけではなく、企業でもセキュリティー関連の支出が拡大するとの観測が強まっており、関連銘柄への物色につながっている。この日は、FFRIセキュリティ<3692>やサイバーセキュリティクラウド<4493>が急伸したほか、デジタルアーツ<2326>、セキュアヴェイル<3042>、デジタルハーツホールディングス<3676>など関連銘柄は軒並み高となっている。

出所:MINKABU PRESS

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