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【材料】学研ホールディングス---1Qは増収、医療福祉分野が堅調に推移

学研HD <日足> 「株探」多機能チャートより

学研ホールディングス<9470>は10日、2022年9月期第1四半期(21年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.1%増の368.88億円、営業利益が同31.4%減の13.24億円、経常利益が同35.5%減の11.34億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.7%減の7.02億円となった。

教育分野の売上高は前年同期比1.7%減の181.40億円、営業利益は同5.89億円減の7.92億円となった。園・学校事業の幼児教育で新型コロナウイルス対策予算の配分変更により備品や衛生用品の受注に影響が出ているが、教室・塾事業のデジタル化に伴う単価増や、出版コンテンツ事業の医学看護で看護師向けeラーニングの新規契約病院数が伸長したことにより、概ね計画通りとなっている。

医療福祉分野の売上高は前年同期比8.5%増の171.89億円、営業利益は同0.33億円増の6.73億円となった。高齢者住宅事業と認知症グループホーム事業で入居率が堅調に推移した。また子育て支援事業の保育園児数も増加しており、好調に推移している。

その他の売上高は前年同期比6.1%増の15.58億円、営業利益は同0.72億円増の2.75億円となった。新興国向けのODAならびにビジネスコンサルティング事業の伸長により、増収増益となった。

2022年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.5%増の1,570.00億円、営業利益が同7.4%増の67.00億円、経常利益が同11.0%増の68.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.9%増の34.00億円とする期初計画を据え置いている。

《EY》

 提供:フィスコ

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