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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 売り先行も2万7000円接近では底堅さが見られる


 日経225先物は11時30分時点、前日比240円安の2万7170円(-0.87%)前後で推移。寄り付きは2万7270円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7290円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。開始直後につけた2万7310円を高値に下落幅を広げており、9時30分前には一時2万7070円まで売られた。ただし、2万7000円接近では下げ渋る格好となり、売り一巡後は2万7150円から2万7200円辺りでの狭いレンジ推移となった。

 先週末のナスダックの上昇を受けてハイテク株の強い値動きが期待されたものの、東京エレクトロン<8035>やアドバンスト<6857>などハイテク株が総じて軟調だったことから、日経平均株価の重荷となった。一方でソフトバンクグループ<9984>がプラス圏で推移しており、下支えする格好だ。日経225先物は2万7000円接近では底堅さが見られるなか、2万7265円辺りに位置する5日移動平均線を上回ってくるかが注目されるところであろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。直近ボトム圏での推移ではあるものの、昨年10月6日につけた14.11倍を下回ってくるようだと、テクニカル面でのサポートを失うこともあり、NTショートによるスプレッド狙いの動きに向かいやすいだろう。

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