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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:洋缶HD、スクエニHD、SBG

洋缶HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ATグループ <8293>  2,006円  +400 円 (+24.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 4日に発表した「日の出がMBOを実施」が買い材料。
 MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。山口真史社長が代表を務める日の出がTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株2800円で4日終値を74.3%上回る水準。買い付け期間は2月7日から3月23日まで。

■レオパレス21 <8848>  200円  +24 円 (+13.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 4日に業績修正を発表。「今期最終を一転黒字に上方修正」が好感された。
 レオパレス21 <8848> が2月4日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の15億円の赤字→18億円の黒字(前期は236億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
  ⇒⇒レオパレス21の詳しい業績推移表を見る

■ダイフク <6383>  8,620円  +910 円 (+11.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ダイフク<6383>が3日ぶり急反発。前週末4日に昨年来安値をつけるなど株価は大底圏にあったが、きょうは値ごろ感も意識されるなかリバウンド狙いの買いが優勢だ。4日取引終了後に22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の450億円から485億円(前期比9%増)に増額しており、これを評価する買いを引き寄せている。巣ごもり消費などを追い風とした世界的なEC市場の拡大を背景に、物流センター向けマテハン機器が好調で、半導体関連の設備投資増強の追い風も受けている。また同日、同社の子会社で6割強の株式を保有するコンテック<6639>をTOBによって完全子会社化(コンテックは上場廃止見込み)することも合わせて発表しており、これも株価を刺激している。なお、コンテックはTOB価格の2700円を視野にカイ気配で水準を切り上げている。

■日東紡績 <3110>  3,015円  +315 円 (+11.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 日東紡績<3110>は大幅続伸。同社は4日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高840億円(前期比6.7%増)を据え置く一方で、営業利益を66億円から70億円(同17.4%増)へ、純利益を50億円から60億円(同25.9%減)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は56億5500万円(前年同期比32.4%増)だった。全体的に業績は回復に向かっており、台湾スペシャルガラス新工場では計画通りに試作品の生産を開始し、繊維事業・グラスファイバー複合材は事業構造改革を遂行。ライフサイエンス事業の改善や経費削減の実績なども勘案したうえで、利益は当初計画を上回る見通しになったとしている。

■ミクシィ <2121>  2,369円  +172 円 (+7.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 ミクシィ<2121>は急伸。前週末4日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1050億~1100億円から1120億~1150億円(前期比6.1~3.6%減)へ、営業利益を20億~50億円から100億~110億円(同56.4~52.0%減)へ上方修正したことが好感されている。スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」でマーケティングコストの最適化などを前倒しで実施したことにより、下期で約10億円のコスト削減の見通しが立ったことに加えて、コラボやイベントなど積極的な施策を実施したことで「モンスターストライク」のARPU(ユーザー当たり平均売上金額)が第3四半期に回復し、第4四半期も足もとの業績が好調に推移していることなどが要因。更に、下期を通じて広告宣伝の効率化も進んでいることなども寄与する。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高810億8900万円(前年同期比7.6%減)、営業利益92億4300万円(同40.2%減)だった。

■洋缶HD <5901>  1,524円  +106 円 (+7.5%)  11:30現在
 東洋製罐グループホールディングス<5901>が大幅高で4日続伸となっている。4日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益を従来予想の370億円(前期比35.4%増)から420億円(同53.7%増)へ上方修正すると発表しており、これを好感する買いが入っている。海外子会社で製缶・製蓋機械や飲料充填品の販売が好調に推移していることを反映した。脱プラスチックの動きが強まるなか、世界的に飲料缶需要が増加していることが追い風となっている。好調な業績を踏まえ、今期の年間配当を従来計画の46円から78円(前期は43円)に大幅増額修正したことも好材料視されている。

■百十四銀行 <8386>  1,769円  +119 円 (+7.2%)  11:30現在
 4日に決算を発表。「今期経常を68%上方修正、配当も10円増額」が好感された。
 百十四銀行 <8386> が2月4日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.3倍の146億円に急拡大した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→70円(前期は70円)に増額修正した。
  ⇒⇒百十四銀行の詳しい業績推移表を見る

■小林製薬 <4967>  9,370円  +580 円 (+6.6%)  11:30現在
 4日に決算を発表。「今期経常は1%増で2期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ」が好感された。
 小林製薬 <4967> が2月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期の連結経常利益は前の期比1.0%増の280億円になり、22年12月期は前期比0.7%増の282億円とほぼ横ばいを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を81円→83円(前の期は77円)に増額し、今期も前期比2円増の85円に増配する方針とした。
  ⇒⇒小林製薬の詳しい業績推移表を見る

■大阪チタ <5726>  871円  +53 円 (+6.5%)  11:30現在
 4日に決算を発表。「今期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。
 大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> が2月4日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常損益(非連結)は11.3億円の赤字(前年同期は19.8億円の赤字)に赤字幅が縮小した。併せて、通期の同損益を従来予想の36億円の赤字→31億円の赤字(前期は28.4億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
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■スクエニHD <9684>  6,040円  +310 円 (+5.4%)  11:30現在
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が急伸。同社は4日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高3400億円(前期比2.2%増)を据え置く一方で、営業利益を400億円から500億円(同5.9%増)へ、純利益を240億円から350億円(同29.9%増)へ、年間配当予想を61円から88円(前期は78円)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は501億3800万円(前年同期比22.2%増)だった。MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)における「ファイナルファンタジーXIV」の課金会員数の大幅増、拡張パッケージの販売好調に加え、ライツ・プロパティ等事業における自社コンテンツの新規キャラクター販売が当初の想定を上回って推移した。また、期初想定の為替レートに対して円安が進んでいるため、当初の利益計画を上回る見通しになったとしている。

■日本曹達 <4041>  3,475円  +175 円 (+5.3%)  11:30現在
 日本曹達<4041>が続急伸。同社は4日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1460億円から1490億円(前期比6.9%増)へ、営業利益を93億円から110億円(同10.2%増)へ、純利益を77億円から90億円(同22.3%増)へ、年間配当予想を110円から130円(前期は110円)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は64億3700万円(前年同期比31.2%増)だった。化学品事業や商社事業で新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞からの回復が想定よりも順調であることや、農業化学品事業で輸出向け販売が堅調に推移するとともに、世界的な海上輸送の混乱に伴う販売の前倒しが発生していること、また、持ち分法による投資利益が増加する見込みであることなどから、業績予想を上方修正するとした。

■日産化学 <4021>  6,560円  +320 円 (+5.1%)  11:30現在
 日産化学<4021>は大幅続伸。4日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2055億円から2083億円(前期比0.4%減)へ、営業利益を474億円から500億円(同17.6%増)へ、純利益を364億円から373億円(同11.4%増)へ上方修正し、あわせて64円を予定していた期末配当予想を68円へ引き上げたことが好感されている。第3四半期累計期間において、農業化学品製品、基礎化学品製品、ディスプレー材料製品、半導体材料製品が想定以上に好調に推移し、第4四半期も概ね想定並みに推移すると見込んでいることが要因としている。なお、年間配当予想は118円となり、前期実績に対しては14円の増配となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(21年4~12月)決算は、売上高1413億3700万円(前年同期比2.2%増)、営業利益339億3500万円(同43.7%増)、純利益256億4000万円(同39.4%増)だった。また、上限を100万株(発行済み株数の0.70%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は2月7日から4月28日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためという。

■クレハ <4023>  9,270円  +420 円 (+4.8%)  11:30現在
 クレハ<4023>は大幅続伸となり、昨年来高値を更新。同社は4日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1600億円から1660億円(前期比14.8%増)へ、営業利益を195億円から230億円(同33.2%増)へ、純利益を140億円から165億円(同22.3%増)へ、年間配当予想を185円から210円(前期は170円)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は181億7200万円(前年同期比24.9%増)だった。機能製品事業のリチウムイオン電池バインダー向けフッ化ビニリデン樹脂や樹脂製品事業の「NEWクレラップ」などの販売が好調に推移する見通しであるほか、販売費及び一般管理費の減少もあり、当初の業績予想を上回る見通しになったとしている。

■淀川製鋼所 <5451>  2,619円  +107 円 (+4.3%)  11:30現在
 淀川製鋼所<5451>は続伸し、昨年来高値を更新。同社は4日取引終了後、未定としていた22年3月期連結業績・配当予想について、売上高を2030億円(前期比39.1%増)、営業利益を133億円(同68.8%増)、純利益を90億円(同43.8%増)、年間配当を95円(前期は75円)と開示した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は102億5000万円(前年同期比86.4%増)だった。日本国内では鋼板商品で販売量が回復するとともに、販売価格の改善に努めたとしたが、損益面では各種コストの増加などによって減益となった。海外では主に台湾子会社のSYSCO社の回復、中国子会社のYSS社が営業黒字となったことなどによって増益だったとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,388円  +174 円 (+3.3%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が強調展開を続けている。1月下旬を境にジリ高歩調に移行し、直近では5000円近辺のもみ合い放れを経て、5300円台を横に走る25日移動平均線も上回ってきた。早晩5日・25日移動平均線のゴールデンクロスも示現する可能性が高い。前週末の米国株市場では、長期金利の上昇傾向が顕著となるなかでハイテク株が強さを発揮しナスダック総合株価指数は200ポイントを超える上昇を示した。米ハイテク株に積極投資する同社株にとっては追い風材料だ。また、あす8日に4~12月期決算発表を控えており、この結果にマーケットの関心が高い。

■ツクイスタッフ <7045>  1,422円  +300 円 (+26.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ツクイスタッフ<7045>がストップ高カイ気配となっている。4日の取引終了後、親会社のツクイホールディングスが同社の完全子会社化を目的に、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。TOB価格は1株1705円としており、株価はこれにサヤ寄せする形となっている。なお、買い付け期間はきょうから3月23日までを予定し、TOB成立後は上場廃止となる予定だ。

■コンテック <6639>  2,135円  +400 円 (+23.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 コンテック<6639>がカイ気配。前週末4日の取引終了後、ダイフク<6383>がコンテックに対して完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表。TOB価格を1株2700円としており、これにサヤ寄せする格好となっているようだ。ダイフクはデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、IoT関連事業を手掛けるコンテックの経営資源などを活用していく狙い。買い付け予定数は259万1493株(下限39万1700株、上限設定なし)で、買い付け期間は2月7日から3月23日まで。なおTOB成立後、コンテックは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は4日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■カラダノート <4014>  914円  +150 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 カラダノート<4014>がカイ気配、150円高はストップ高となる914円に張り付いている。前週末4日の取引終了後、中部電力<9502>との資本・業務提携を発表しており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。両社は昨年12月に子育て世代の支援サービス提供開始に向けた取り組みを推進することで提携していたが今回、今後のサービス開発やコンテンツの拡充を見据えて資本・業務提携を行う。中部電は今後6カ月以内をメドに、カラダノート株30万株(発行済み株数の4.76%)を上限に市場買い付けの方法により取得する予定だ。

■八千代工業 <7298>  680円  +100 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 八千代工業<7298>はカイ気配スタート。同社は4日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1500億円から1580億円(前期比0.5%増)へ、営業利益を65億円から90億円(同59.9%増)へ、純利益を14億円から40億円(同6.0倍)へ、年間配当予想を12円から18円(前期は8円)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は77億5700万円(前年同期比87.0%増)だった。為替換算上の影響や半導体供給不足による受注減少が想定を下回っているほか、原価改善効果などもあり、業績予想を上方修正するとした。

●ストップ高銘柄
 デコルテHD <7372>  1,005円  +150 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 旅工房 <6548>  800円  -150 円 (-15.8%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、1銘柄

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