【材料】<注目銘柄>=ローソン、業績安定感と高配当に魅力
ローソン <日足> 「株探」多機能チャートより
7日に発表した22年2月期第3四半期累計(21年3~11月)の決算は、営業利益が前年同期比19.5%増の386億5100万円で着地。昨秋の緊急事態宣言解除を受けた社会活動の制限緩和を追い風に国内コンビニエンスストア事業をはじめ、イベントチケット販売やCDショップ運営などを手掛けるエンタテインメント関連事業が堅調に推移した。また、傘下のローソン銀行による金融関連事業も好調だった。
ただ、株価はこの決算発表を受けて下落した。直近9~11月期が営業2ケタ減益だったことが失望売りを誘った格好だが、通期営業利益予想は前期比22.3%増の500億円を見込んでおり、第3四半期までの進捗は順調だ。今後、2月末の配当狙いの買いも増えてくるとみられ、まずは決算発表後に開けたマドを埋める展開に期待したい。(イ)
出所:MINKABU PRESS