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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ベイカレント、SHIFT、メルカリ

ベイカレント <日足> 「株探」多機能チャートより
■ベイカレント <6532>  42,200円  +6,000 円 (+16.6%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 14日に決算を発表。「今期最終を32%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も60円増額」が好感された。
 ベイカレント・コンサルティング <6532> が1月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年2月期第3四半期累計(3-11月)の最終利益(非連結)は前年同期比81.8%増の110億円に拡大した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の190円→250円(前期は170円)に大幅増額修正した。
  ⇒⇒ベイカレントの詳しい業績推移表を見る

■SHIFT <3697>  19,700円  +1,920 円 (+10.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 SHIFT<3697>は急反騰。前週末14日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を630億円から635億円(前期比38.0%増)へ、営業利益を57億円から63億円(同57.7%増)へ、純利益を37億円から42億円(同49.0%増)へ上方修正したことが好感されている。第1四半期において営業活動の強化による好調な受注状況、戦略的な採用活動の推進や効率的な配員計画の実施などにより安定的に高い稼働率を実現し、売上高・各利益ともに高い成長を実現できたことが要因としている。なお、第1四半期(9~11月)決算は、売上高142億7000万円(前年同期比51.5%増)、営業利益19億5300万円(同3.6倍)、純利益13億8000万円(同3.3倍)だった。

■ベクトル <6058>  1,184円  +114 円 (+10.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ベクトル<6058>は3日ぶり大幅反発。同社は14日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は38億5000万円(前年同期比91.0%増)と発表した。通期計画48億円(前期比2.1倍)に対する進捗率は80.2%。PR・広告は国内事業が業績を牽引し、プレスリリースは利用企業社数が拡大したため、過去最高を更新したとしている。

■TSIホールディングス <3608>  352円  +25 円 (+7.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 TSIホールディングス<3608>は急反発している。前週末14日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、営業利益を11億円から24億円(前期118億4300万円の赤字)へ、純利益を16億6000万円から23億円(前期比40.4%減)へ上方修正したことが好感されている。一部事業の撤退を織り込んだことで売上高は1524億円から1406億円(同4.9%増)へ下方修正した。ただ、仕入及び販売コストを抑制するとともに、プロパー消化率の向上に努めたことで在庫評価損の圧縮分を含めて売上総利益が改善し、利益は従来予想を上回る見通しだ。なお、第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高1039億1500万円(前年同期比6.9%増)、営業利益51億8000万円(前年同期82億7100万円の赤字)、最終利益54億6500万円(同111憶02600万円の赤字)だった。

■ジンズホールディングス <3046>  7,320円  +460 円 (+6.7%)  11:30現在
 ジンズホールディングス<3046>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末14日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を707億円から711億5500万円(前期比11.4%増)へ、営業利益を63億円から71億7700万円(同42.1%増)へ、純利益を33億円から40億3300万円(同22.5%増)へ上方修正し、あわせて8円を予定していた中間配当を17円へ引き上げたことが好感されている。全国的に緊急事態宣言などが解除されたことにより、国内アイウェア事業で想定以上の客足の回復が見られたことに加えて、広告宣伝費をはじめとする販管費の抑制が寄与する。なお、年間配当は54円(前期45円)となる予定だ。同時に発表した第1四半期(9~11月)は、売上高152億7500万円(前年同期比3.1%増)、営業利益5億7700万円(同26.0%減)、純利益4億3300万円(同17.4%増)だった。

■クリレスHD <3387>  729円  +44 円 (+6.4%)  11:30現在
 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は3日ぶり大幅反発。同社は14日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は117億2000万円(前年同期は92億3000万円の赤字)と発表した。会社計画108億円(前期は141億8100万円の赤字)を超過達成しており、好感されているようだ。少ない売り上げでも利益を出せるコスト構造への転換が完了し、定着したほか、当初の見込みを超えた協力金や雇用調整助成金などの下支えもあったとしている。なお、新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せないとして、通期見通しは据え置くとした。

■キャンドゥ <2698>  2,322円  +132 円 (+6.0%)  11:30現在
 キャンドゥ<2698>が大幅高で4日ぶりに反発している。前週末14日の取引終了後に発表した「キャンドゥ×イオン 5カ年計画」でイオン<8267>グループとのシナジーを最大化することで26年11月期の国内総店舗数を2000店(21年11月期1180店)にすると発表したことが好感されている。イオングループの多様なプラットフォームや事業とデジタルシフト・キャッシュレス決済の拡大に、エッセンシャル業態としてのキャンドゥの強みを合わせることで、双方の顧客満足度向上を図るという。これにより26年11月期の営業利益を62億5000万円(同9億6400万円)へ引き上げる計画だ。なお、22年11月期は、売上高767億円(前期比4.9%増)、営業利益10億6000万円(同9.9%増)を見込む。

■メルカリ <4385>  4,965円  +200 円 (+4.2%)  11:30現在
 メルカリ<4385>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末14日の取引終了後、同日付で東証プライム市場への市場区分変更申請を行ったと発表しており、これが好材料視されている。同社は昨年10月29日に、中長期での成長や企業価値の更なる向上を目指すためにプライム市場への市場変更申請の準備を行うと発表していた。現時点で承認の可否や承認日は未定。なお同社は、4月4日の新市場区分移行日はグロース市場に移行する予定となっている。

■オービック <4684>  18,950円  +700 円 (+3.8%)  11:30現在
 オービック<4684>が3日ぶりに反発している。15日付の日本経済新聞朝刊で、「2022年3月期末の配当を従来予想から30円引き上げ、122円50銭にすることがわかった」と報じられており、記事の通りならば年間配当は215円(前期比30円増)となり、10期連続増配となることが好材料視されているようだ。記事によると、企業のデジタル化投資が活発で、主力の統合基幹業務システム(ERP)の受注が増えており、第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は前年同期比1割増の400億円超となったもようで、利益拡大を受けて株主還元を強化するという。なお、報道に対して会社側は、「当社から発表したものではない。業績については現在集計中だが、概ね報道された内容に近い数字を見込んでいる。増配の可能性を現在検討中だが、報道された数値は機関決定したものではない」とコメントしている。

■INPEX <1605>  1,130円  +41 円 (+3.8%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>など石油関連株が高い。先週末14日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月限が前日比1.70ドル高の1バレル=83.82ドルと上昇。一時84ドル台に上昇した。米ウォール・ストリート・ジャーナルが14日、ロシア軍がウクライナ方面に更に移動した、と報じた。このウクライナ情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇しており、石油関連株に買いが流入している。

■サムティ <3244>  2,141円  +34 円 (+1.6%)  11:30現在
 サムティ<3244>は3日ぶり反発。同社は14日取引終了後、22年11月期連結業績予想について、売上高1400億円(前期比54.8%増)、営業利益180億円(同90.2%増)、純利益102億円(同1.9%増)、年間配当予想は90円(前期は90円)と開示した。あわせて発表した21年11月期連結営業利益は94億6100万円(前の期比45.5%減)となり、会社計画の100億円を下回った。不動産開発、不動産ソリューション、海外、不動産賃貸の各事業で前の期の実績を下回り、ホテル賃貸・運営事業では営業損失が拡大したためとしている。

■東京エレクトロン <8035>  65,750円  +530 円 (+0.8%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>といった半導体製造装置関連株が高い。先週末14日の米株式市場で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比2%強高の3900に上昇した。アプライド・マテリアルズ<AMAT>やTSMC<TSM>といった銘柄が人気を集めた。これを受け、この日の東京市場でも半導体製造装置関連株に見直し買いが流入している。

■三愛石油 <8097>  1,117円  -239 円 (-17.6%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 三愛石油<8097>は大幅に3日続落。同社は14日取引終了後、リコー<7752>(売出株数は168万株)、みずほ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行(同各150万株)を売出人とする合計618万株の株式売り出しと、野村証券を売出人とする上限92万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、希薄化を懸念した売りが優勢となっている。売出価格は24日~27日のいずれかの日に決める。一部株主より株式売却の意向が確認されたためとし、これによってリコーは議決権割合が13.29%から9.52%へ低下し、筆頭株主から第2位株主に変更となる見通し。あわせて、22年3月期連結売上高予想を4700億円から6300億円(前期比32.9%増)へ上方修正することも発表した。営業利益100億円(同16.4%増)、純利益75億円(同6.3%増)の見通しに変更はなし。原油価格高騰で石油製品の販売価格が上昇したためとしている。

■アウトソーシング <2427>  1,424円  -267 円 (-15.8%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 アウトソーシング<2427>は大幅反落。同社は14日取引終了後、21年12月期第3四半期累計(1~9月)連結営業利益は178億8900万円(前年同期比91.6%増)だったと発表した。同期間における過去最高を更新。通期計画251億円(前期比88.4%増)に対する進捗率は71.3%。株価は前週末に決算への思惑で商いを伴って急騰していたため、きょうは材料出つくしの売りが優勢となっているもよう。国内では米軍施設向け事業がコロナ禍の影響をあまり受けずに順調に伸長したとし、海外ではアイルランド最大の人材ビジネス企業であるCPLグループが厳格な再ロックダウン下でも順調な業績を続けているとした。

■古野電気 <6814>  1,082円  -188 円 (-14.8%)  11:30現在  東証1部 下落率6位
 古野電気<6814>が大幅安となっている。同社は14日取引終了後に、22年2月期第3四半期累計(21年3~11月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比15.3%減の28億3500万円となり、通期計画の40億円に対する進捗率は70.9%となった。売上高は同3.6%増の626億1300万円で着地した。舶用事業の販売回復が増収につながったものの、GIGAスクール特需の剥落が利益面に影響した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■Enjin <7370>  2,321円  +400 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在
 Enjin<7370>がストップ高まで買われている。同社は14日取引終了後に、22年5月期第2四半期累計(21年6~11月)の単独決算を発表。同社は昨年6月18日に東証マザーズ市場に新規上場したため前年同期との単純比較はできないが、営業利益は5億1500万円と通期計画の9億3200万円に対する進捗率が55.3%となったことが好感されているもよう。前週末14日に上場来安値を更新していたこともあり、買いが入りやすくなっているようだ。売上高は13億9000万円で着地した。PR支援サービスで法人/経営者向けの売り上げが伸びたほか、新規事業のプラットフォームサービスも順調に成長したことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■MITホールディングス <4016>  759円  +100 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 MITホールディングス<4016>がストップ高の759円水準でカイ気配となっている。前週末14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を10万株(発行済み株数の4.85%)、または1億円としており、取得期間は1月17日から7月31日まで。株主還元水準の向上を図るとともに、経営環境の変化に応じて機動的な資本政策を遂行することが目的としている。また、同時に発表した22年11月期連結業績予想は、売上高42億7000万円(前期比10.5%増)、営業利益1億400万円(同74.9%増)、純利益5700万円(同2.0倍)と大幅増益を見込むことも好感されている。新たに連結子会社となったオレンジコンピュータ及びエーピーエスが加わることに加えて、デジタルマーケティングや認証ソリューションなどの新サービスの受注拡大を見込む。なお、21年11月期決算は、売上高38億6500万円(前の期比0.4%増)、営業利益5900万円(同56.1%減)、純利益2800万円(同64.1%減)だった。

■UUUM <3990>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   11:30現在
 UUUM<3990>がストップ高。前週末14日の取引終了後、22年5月期上期(6~11月)の決算を発表、営業利益は前年同期比15.4%増の3億3900万円と増益着地となった。同社は第1四半期決算と同時に通期予想の下振れ見通しを発表、その後株価下落が続いた経緯があり、今回の上期決算を受けて過度な警戒感が後退し、買い戻しの動きが強まっているようだ。売上高については会計基準変更の影響により108億8700万円(前年同期111億600万円)となったが、この影響を除いた場合でみると増収を達成している。通期予想は売上高186億~219億円(前期244億8800万円)、営業利益5億~8億3000万円(前期比38.7%減~1.7%増)の見通し。

●ストップ高銘柄
 アーキテクツ <6085>  902円  +150 円 (+19.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ヒュウガプラ <7133>  4,985円  +700 円 (+16.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 フィル・カンパニー <3267>  1,566円  -500 円 (-24.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 グレイステクノロジー <6541>  311円  -80 円 (-20.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 GRCS <9250>  4,040円  -1,000 円 (-19.8%) ストップ安   11:30現在
 アララ <4015>  478円  -100 円 (-17.3%) ストップ安   11:30現在
 No.1 <3562>  800円  -150 円 (-15.8%) ストップ安   11:30現在
 など、6銘柄

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