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【注目】前週末7日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

サスメド <日足> 「株探」多機能チャートより

■サスメド <4263>  1,950円 (-216円、-10.0%)

 サスメド <4263> [東証M]が急反落。6日の取引終了後、主要株主であるBeyond Next Ventures 1号投資事業有限責任組合(東京都中央区)から、保有する同社株式の売却により保有株数が222万1500株(保有割合14.23%)から149万3500株(同9.57%)になったとの連絡を受けたと発表。主要株主の保有株売却による需給悪化への警戒から売られたようだ。

■4℃ホールデ <8008>  1,694円 (-63円、-3.6%)

 ヨンドシーホールディングス <8008> が大幅続落。6日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を405億円から383億円(前期比2.9%減)へ、営業利益を28億円から17億円(同38.6%減)へ、純利益を22億円から14億円(同13.7%減)へ下方修正したことが嫌気された。従来予想では行動制限の緩和により国内消費が徐々に回復に向かうと想定していたが、出会いの場や機会が失われたことから男性のギフト需要やブライダルジュエリーが一時的に縮小しており、最大需要期であるクリスマス商戦の売上高が計画を下回る結果となったことが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(3-11月)決算は、売上高273億2300万円(前年同期比3.5%減)、営業利益6億9500万円(同62.9%減)、純利益6億円(同49.5%減)だった。

■アダストリア <2685>  1,628円 (-60円、-3.6%)

 アダストリア <2685> が大幅続落。6日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比5.3%増と3ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、5日に同様に月次売上高を発表したユナイテッドアローズ <7606> が2ケタ増となったことを考慮するとインパクトに欠けるとの見方が強く、好反応する動きは限定的のようだ。冬物アウターの販売好調や下旬にかけての一段の気温低下が寄与した。アイテム別では、自社開発した機能性素材のコートや、ニット、パンツが売り上げの中心となり、雑貨ではブーツやマフラーなどが人気となった。また、セール期間にも過度の値下げを抑制できたことで、客単価が同7.8%増と大きく改善したことも寄与した。なお、全店売上高は同7.8%増だった。

■レオン <6272>  1,240円 (-32円、-2.5%)

 レオン自動機 <6272> が続落。6日の取引終了後、昨年12月17日に発表した海外子会社の不適切な会計処理について、社内調査委員会から独立した中立・公正な社外委員のみで構成される第三者委員会へ移行することになったと発表しており、同件の影響の広がりが警戒されたようだ。

■レノバ <9519>  1,830円 (-45円、-2.4%)

 レノバ <9519> が4日続落。同社は7日正午に、22年3月期連結業績予想について、売上高を300億円から286億円(前期比39.2%増)へ、営業損益を47億円の黒字から5億円の赤字(前期は46億500万円の黒字)へ、純損益を51億円の黒字から11億円の赤字(同115億700万円の黒字)へ下方修正すると発表した。「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域」における事業者の公募に応募していたが、選定されなかった。これに伴い、関連会社に対する出資持ち分に対する損失の計上及び関連する費用処理などの計上を行うとした。

※7日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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