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【市況】NY株式:米国株式市場は続落、金利高を警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

ダウ平均は4.81ドル安の36,231.66ドル、ナスダックは144.97ポイント安の14,935.90で取引を終了した。

12月雇用統計で雇用の伸びが予想を大幅に下回ったことに失望し、寄り付き後、下落。その後、失業率のパンデミック前の水準3%台への回復を受けて、経済や労働市場の回復を期待した景気循環株の買いにダウは一時上昇。しかし、金利の上昇が警戒され引けにかけ再び下落に転じた。ナスダック総合指数は終日軟調に推移。セクター別では銀行やエネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。

ゲーム販売会社で度々短期投機家の標的となっているゲームストップ(GME)は非代替性トークン(NFT)を売買するオンライン市場の開発や暗号資産分野の提携を担う部門を立ち上げると報じられ上昇。オンラインで賭けサイトを運営するドラフトキング(DKNG)やカジノ経営のシーザーズ・エンターテインメント(CZR)は8日付でニューヨーク州でスポーツ賭博が合法化されることにともなう収益増期待にそれぞれ買われた。ヘルスケア製品メーカーのアボット(ABT)は、新型コロナウイルス検査キット生産を現状の1カ月7000万個から1億個に引き上げる計画を発表し上昇。また、ピザチェーンのパパジョンズ(PZZA)は、中国市場の営業拡大計画を発表し上昇した。一方で、百貨店のコールズ(KSS)やコーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)はアナリストの投資判断引き下げで下落。メディアのニューヨークタイムズ(NYT)はスポーツ専門サイト「The Athletic」を5.5億ドルで買収すると発表し、下落した。

バイデン大統領は初の一般教書演説を3月1日に行うことが発表された。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

 提供:フィスコ

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