【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ネクステージ、出前館、三菱UFJ
ネクステージ <日足> 「株探」多機能チャートより
ネクステージ<3186>は急騰。同社は6日取引終了後、22年11月期連結業績予想について、売上高3500億円(前期比20.2%増)、営業利益175億円(同28.3%増)、純利益120億円(同24.2%増)、年間配当21円(前期は15円)と発表した。21年11月期の連結営業利益は136億3700万円(前の期比99.8%増)だった。あわせて、3カ年の中期経営計画を策定しており、最終年度となる24年11月期に連結売上高5000億円、営業利益300億円、純利益208億円を目指す。クルマの販売だけでなく、整備、鈑金、タイヤ販売、損害保険、買い取りと次のクルマの提案まで、顧客の生涯のカーライフに寄り添って最適なサービスを提供することで、管理顧客数を拡大させ、収益性を高める方針としている。
■出前館 <2484> 885円 +61 円 (+7.4%) 11:30現在
出前館<2484>が急反発している。6日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者数が全国で4475人を数え、急拡大していることを受けて、デリバリーサービス需要が再び増加するとの思惑から買われているようだ。また、食材の宅配事業を手掛けるオイシックス・ラ・大地<3182>も大幅に続伸している。
■三菱UFJ <8306> 687.3円 +24.3 円 (+3.7%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の上値追いに弾みがついている。年明けから急動意し、前日は全体相場が急落するなかほぼ横ばいで引ける強さを発揮した。きょうは改めて買い直され689円90銭まで上値を伸ばし、昨年9月28日につけた高値688円90銭を上回り、メガバンクのなかでいち早く昨年来高値更新となった。ここ米10年債利回りの上昇ピッチが急となり、フシ目と見られていた1.7%ラインを突破、米国事業を手掛ける同社株には運用利ザヤ拡大に対する期待が膨らんでいる。国内でも新発10年物国債の利回りが前日時点で0.120%まで上昇、これは昨年4月以来9カ月ぶりの水準で同社株にも追い風材料となっている。
■ネットプロ <7383> 1,292円 +43 円 (+3.4%) 11:30現在
ネットプロテクションズホールディングス<7383>が大幅反発している。英投資運用会社のクープランド・カーディフ・アセット・マネジメントがきょう提出した大量保有報告書で、クープランド・カーディフの同社株式保有割合が5.02%と、新たに5%を超えたことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資で、報告義務発生日は21年12月29日としている。
■シノケングループ <8909> 935円 +20 円 (+2.2%) 11:30現在
シノケングループ<8909>が続伸している。6日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視されているようだ。上限を37万5000株(発行済み株数の1.10%)、または3億円としており、取得期間は1月7日から31日まで。資本効率の向上及び経営環境に応じた機動的な資本政策を可能とするためとしている。
■日本精工 <6471> 807円 +17 円 (+2.2%) 11:30現在
日本精工<6471>は反発。同社は6日、米国現地法人NSKコーポレーションが、米アライアンス・ベアリング・リペア・アンド・リクレイム(オハイオ州)から軸受リコンディショニング事業を買収し、顧客の使用済み軸受を損傷度合いにより手直しし、再使用するサービスを開始したと発表した。アライアンス社は鉄鋼、製紙、発電、鉱業向けに軸受のリコンディショニングを行っており、その熟練した技術を有するリコンディショニング事業を日精工のグループに加えることで、軸受再使用による二酸化炭素の排出量削減を推進するとともに、顧客の設備メンテナンス費用の抑制に貢献するとした。
■日揮ホールディングス <1963> 1,035円 +21 円 (+2.1%) 11:30現在
日揮ホールディングス<1963>は反発。同社はきょう午前10時に、日揮の全額出資により、動物細胞を培養して食肉を生産するクリーンミート(培養肉)の商業生産を目指し、オルガノイドファーム(神奈川県藤沢市)を設立したと発表した。技術開発では、横浜市立大学武部貴則特別教授(東京医科歯科大学教授、シンシナティ小児病院准教授を兼任)、及び順天堂大学赤澤智宏教授が開発した食肉組織から特定の幹細胞を取り出し、効率よく培養して食肉オルガノイドと呼ばれる組織体を作成する手法を世界で初めて適用する。開発にあたっては、横浜市立大学の保有するオルガノイド作成技術を食料生産へ応用するための特許ライセンス契約を締結し、商業化に向けた検討を行う。商業プラントの運転開始は30年を予定しているとした。
■三井化学 <4183> 3,265円 +40 円 (+1.2%) 11:30現在
三井化学<4183>が反発している。きょう付の化学工業日報で「独自開発した圧電センサー『ピエゾラ』を用いたヘルスケアサービスの拡大を進める」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、介護施設のベッドに搭載して、利用者の離床やバイタルの状況を見るサービスが伸長しているという。また、昨年10月には呼吸や脈拍などから利用者の感情を読み取りアプリを使って可視化する取り組みも立ち上げており、今後、医療分野などで市場を開拓する方針としており、同事業の拡大期待が買いにつながっているようだ。
■ハイデイ日高 <7611> 1,710円 +20 円 (+1.2%) 11:30現在
ハイデイ日高<7611>は反発している。6日の取引終了後に発表した12月度の売上高速報で、既存店売上高が前年同月比3.5%増と8カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。客単価が同3.3%増と上昇を継続したことに加え、客数が同0.2%増と改善したことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同5.8%増だった。
■第一生命HD <8750> 2,602円 +29 円 (+1.1%) 11:30現在
第一生命ホールディングス<8750>が頑強な値動きで4日続伸と強さをみせている。米長期金利の上昇を追い風に年明けから上値指向が鮮明で、大発会となった4日は6%高と気を吐いた。その後も目先筋の利益確定売りを吸収して上昇基調をキープしている。前日は全体相場が波乱安の展開となるなかで終始プラス圏を維持し昨年来高値を更新する異彩の強さを発揮した。米10年債利回りは、12月開催分のFOMC議事要旨の開示を受けて一段と水準を切り上げており、前日は終値ベースで1.72%台まで上昇した。一方、国内でもこれに引っ張られる形で10年物国債の利回りが6日に0.12%に上昇、新発債として約9カ月ぶりの高い水準となっており、運用環境の改善期待が株価を後押ししている。きょうは同じく大手生保のT&Dホールディングス<8795>も同様の背景で買いが優勢となっている。
■アダストリア <2685> 1,630円 -58 円 (-3.4%) 11:30現在
アダストリア<2685>が続落している。6日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比5.3%増と3カ月連続で前年実績を上回ったものの、5日に同様に月次売上高を発表したユナイテッドアローズ<7606>が2ケタ増となったことを考慮するとインパクトに欠けるとの見方が強く、好反応する動きは限定的のようだ。冬物アウターの販売好調や下旬にかけての一段の気温低下が寄与した。アイテム別では、自社開発した機能性素材のコートや、ニット、パンツが売り上げの中心となり、雑貨ではブーツやマフラーなどが人気となった。また、セール期間にも過度の値下げを抑制できたことで、客単価が同7.8%増と大きく改善したことも寄与した。なお、全店売上高は同7.8%増だった。
■そーせいグループ <4565> 1,701円 -36 円 (-2.1%) 11:30現在
そーせいグループ<4565>は3日続落。6日の取引終了後、米アルファベットC<GOOG>傘下のライフサイエンス企業であるベリリー・ライフ・サイエンシズ社と戦略的研究開発提携を締結したと発表。これを受けて朝高でスタートしたものの、マザーズ市場の弱さもあって、これを好感する動きは限定的のようだ。ベリリー社の持つ免疫プロファイリング能力とそーせいの持つGPCR(Gタンパク質共役受容体)構造ベース創薬技術を集約し、新薬候補の選定を効率化するのが狙い。特に免疫疾患、消化器疾患、がん免疫疾患、およびその他の免疫防御性あるいは免疫病原性疾患における免疫細胞内でのGPCRの機能解明や、創薬ターゲットとして有望なGPCRの抽出、優先順位付け及び検証などの分野で提携するとしている。
■ストライダーズ <9816> 281円 +62 円 (+28.3%) 一時ストップ高 11:30現在
ストライダーズ<9816>が急反騰している。6日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を3円から5円に増額修正したことが好感されている。なお、前期実績に対しては2円の増配になる予定だ。
●ストップ高銘柄
サイエンスアーツ <4412> 8,630円 +1,500 円 (+21.0%) ストップ高 11:30現在
以上、1銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース