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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 小動きながらも底堅さからショートカバーが入りやすい


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の2万8760円(+0.17%)前後で推移。寄り付きは2万8820円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8815円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。ただし、寄り付き直後につけた2万8830円を高値にこう着感の強い値動きを続けており、午前9時につけた2万8750円を安値とした狭いレンジでの推移を継続。

 日経225先物は寄り付きから上げ幅は縮めたものの、25日移動平均線を上回って推移しており、底堅さが意識されている。前引け時点での売買高は5000枚程度と薄商いであり、後場も小動きで推移すると見られるものの、底堅さからショートカバーは入りやすく、リバウンドを強めてくる可能性がありそうだ。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗するなか、東京エレクトロン<8035>が日経平均株価をけん引役する格好だ。台湾加権指数は一時7月15日以来の最高値を更新しており、半導体株への支援材料になりやすいだろう。この流れもあり、NT倍率は先物中心限月で14.42倍に低下した後に切り返しており、一時14.50倍を回復。小動きながらも年末ラリーへの期待感から、NTロングによるスプレッド狙いを引き続き想定しておきたい。

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