【材料】<動意株・14日>(前引け)=ANAP、ニッパツ、Hamee
ANAP <日足> 「株探」多機能チャートより
ニッパツ<5991>=上値追い加速。2019年4月以来2年8カ月ぶりの高値圏に急浮上している。自動車用懸架ばねやHDD用精密ばねなどを手掛けるが、半導体製造装置向けでも需要を取り込んでおり、世界的な半導体生産能力増強の動きが同社株に追い風となっている。また、電気自動車(EV)向けモーターコアの販売拡大も収益に貢献、市場では「モーターコアで収益を伸ばし株価も大変貌している三井ハイテック<6966>の連想も働きやすい」(中堅証券ストラテジスト)という声も出ている。22年3月期は大幅増配見通しにあることも買いを誘っている。
Hamee<3134>=5日ぶり急反発。9月中旬に急落して以降は下落トレンドが鮮明で、今月3日には1035円で年初来安値を形成した。その後も冴えない株価推移が続いていたが、きょうは満を持して底値離脱の動きに転じている。同社はスマートフォン向けアクセサリーの販売のほか、EC事業者向けシステム開発などを手掛けている。13日取引終了後、22年4月期上期(21年5~10月)の決算を発表したが、EC事業の好調などを背景に営業利益が前年同期比14%増の11億3400万円と2ケタ伸長を確保、特に第2四半期である8~10月期については前年同期比40%増の高い伸びを達成しており、これを評価する買いを呼び込んでいる。
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出所:MINKABU PRESS