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【市況】日経平均は87円高でスタート、JALやダイキンなどが上昇/寄り付き概況


日経平均 : 27841.05 (+87.68)
TOPIX  : 1935.00 (+8.63)


[寄り付き概況]

 3日の日経平均は87.68円高の27841.05円と反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は617.75ドル高の34639.79ドル、ナスダックは127.27ポイント高の15381.32で取引を終了した。連日の下落で値ごろ感からの買いに寄り付き後、上昇。製薬会社のファイザー(PFE)が同社の新型コロナウイルスワクチンが新たなオミクロン変異株に対しても効果があると楽観的な見通しを示したことも買い材料となった。さらに、バイデン大統領が3日に政府機関閉鎖に陥ることは予想していないと発言すると、一段高となった。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反発した流れを引き継いだ。また、政府が新型コロナワクチンの3回目接種時期を前倒しする方針だと伝えられたこともあり、経済活動の活性化への期待感が継続し、株価支援要因となった。一方、世界で新型コロナ「オミクロン型」の感染が拡大しており、国内でも感染拡大の「第6波」への警戒感が強く、株価の重しとなった。また、米国で今晩、11月の米雇用統計が発表されることから、内容を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。

 セクター別では、空運業、繊維製品、パルプ・紙、不動産業、サービス業などが値上がり率上位、海運業、電気・ガス業、医薬品、その他製品、小売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、JAL<9201>、ANA<9202>、川崎汽船<9107>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、ダイビル<8806>、OLC<4661>、デンソー<6902>、すかいらーくHD<3197>、三菱商事<8058>、伊藤忠<8001>、コマツ<6301>、JR東<9020>、JR東海<9022>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、第一三共<4568>、塩野義薬<4507>、アステラス薬<4503>、富士フイルム<4901>、パナソニック<6752>、東電力HD<9501>などが下落している。

《FA》

 提供:フィスコ

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