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【市況】2日の米国市場ダイジェスト:NYダウ617ドル高、オミクロンや政府機関閉鎖の脅威が緩和

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■NY株式:NYダウ617ドル高、オミクロンや政府機関閉鎖の脅威が緩和

米国株式市場は反発。ダウ平均は617.75ドル高の34639.79ドル、ナスダックは127.27ポイント高の15381.32で取引を終了した。連日の下落で値ごろ感からの買いに寄り付き後、上昇。製薬会社のファイザー(PFE)が同社の新型コロナウイルスワクチンが新たなオミクロン変異株に対しても効果があると楽観的な見通しを示したことも買い材料となった。さらに、バイデン大統領が3日に政府機関閉鎖に陥ることは予想していないと発言すると、一段高となった。セクター別では消費者サービスや運輸が上昇した一方、医薬品・バイオテクが下落。

スーパーマーケットチェーンのクローガー(KR)は四半期決算の内容が好感され上昇。クラウドサービスを提供するスノウフレーク(SNOW)は良好な決算に加えて、2022年の通年の業績見通しも市場予想を上回り大きく買われた。航空機メーカーのボーイング(BA)は中国が737マックス機の運行再開を承認したことが好感され、上昇した。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は、同社の部品供給会社に対し、供給不足で「アイフォーン13」の需要が鈍化していると伝えたとの報道で警戒感が強まり売られた。ディカウント小売りのダラーゼネラル(DG)は決算の内容は予想を上回ったものの、今会計年度の既存店売上が減少するとの見通しを示し、下落。

電子署名のドキュサイン(DOCU)は取引終了後に第3四半期決算を発表。内容は予想を上回ったものの、第4四半期の弱い見通しが嫌気され株価は20%近く急落している。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:ドル下げ渋り、2022年の米利上げ確率高まる

2日のニューヨーク外為市場で、ドル・円は112円74銭から113円24銭まで上昇し、113円20銭で引けた。この日発表された新規失業保険申請件数が前回から増加も予想を下回り、さらに、ボスティック米アトランタ連銀総裁が経済にはかなりの勢いがあり、2022年3月末までに資産購入縮小を終了し、インフレが鈍化しなかった場合の利上げ前倒しに備える必要性を指摘、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁も利上げに向けて計画策定開始を考える必要があると指摘するなど、タカ派発言を受けてドル買いが強まった。

ユーロ・ドルは1.1347ドルから1.1295ドルまで下落し、1.1301ドルで引けた。ドイツがワクチン未接種の国民に対する規制を強化したほか、欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事がインフレが一過性によるものとのハト派姿勢を維持したため、ユーロ売りが強まった。ユーロ・円は128円13銭から127円75銭まで下落。ポンド・ドルは1.3333ドルから1.3290ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9178フランから0.9212フランまで上昇した。


■NY原油:反発で66.50ドル、米国株式の反発などを意識した買いが入る

NY原油先物1月限は、反発(NYMEX原油1月限終値:66.50 ↑0.93)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.93ドルの66.50ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.43ドル-67.36ドル。ロンドン市場で67.36ドルまで買われた後、原油増産への思惑で62.43ドルまで売られた。しかしながら、米国株式の反発を好感した買いが入ったことや、需給ひっ迫の状態が大幅に改善される可能性は低いとの見方も浮上し、通常取引終了後の時間外取引で67.34ドルまで戻している。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 44.89ドル +1.26ドル(+2.89%)
モルガン・スタンレー(MS) 98.86ドル +3.60ドル(+3.78%)
ゴールドマン・サックス(GS)387.54ドル +11.06ドル(+2.94%)
インテル(INTC) 49.50ドル +0.90ドル(+1.85%)
アップル(AAPL) 163.76ドル -1.01ドル(-0.61%)
アルファベット(GOOG) 2875.53ドル +43.17ドル(+1.52%)
フェイスブック(FB) 310.39ドル -0.21ドル(-0.07%)
キャタピラー(CAT) 196.79ドル +5.32ドル(+2.78%)
アルコア(AA) 44.82ドル +1.04ドル(+2.38%)
ウォルマート(WMT) 135.47ドル -1.67ドル(-1.22%)
《ST》

 提供:フィスコ

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