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【経済】ECBは12月の理事会以降も政策の選択肢を維持か


 欧州中央銀行(ECB)は11月25日、10月27-28日開催の理事会議事要旨を公表した。理事会では、物価動向に関する不確実性が極めて高いことから、12月の理事会以降も政策の選択肢を広げておく必要があるとの意見が出ていたことが判明した。市場参加者の間では「12月の理事会でパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を終了することが妥当かどうか、議論される」との見方が広がっている。また、インフレ見通しの急激な変化に対応するため、「12月開催の理事会で将来的な金融政策措置を可能にする選択肢を維持することが重要との認識が引き続き共有される」との声も聞かれている。ECBは金利引き上げを急がない姿勢を改めて示す可能性が高いとみられており、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
《MK》

 提供:フィスコ

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