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【材料】コインベースが決算受け下落 ただ、アナリストからはポジティブな見方も=米国株個別

 仮想通貨交換業者のコインベース・グローバル<COIN>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を下回った。EBITDAも予想を下回っている。ただ、総取扱高は機関投資家向けが好調で予想を上回っていた。

 投資家に人気の柴犬ミームを9月に上場したことで恩恵を受けた。多くの投資家が仮想通貨の強気相場と相まって、同社のモバイルアプリのダウンロードが急増した。

 アナリストからは、数字は予想を下回ったものの、プラス面もあり、売上高構成の脆弱さが逆転する可能性があるとの見方も出ている。今回の決算を受けて目標株価を引き上げたアナリストも複数いた。株価の下落は短期的なものに留まるとの指摘も出ている。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益:1.62ドル(予想:1.67ドル)
・営業収益:13.1億ドル(予想:15.7億ドル)
・EBITDA(調整後):6.18億ドル(予想:6.62億ドル)
・月間平均取引ユーザー:740万(予想:709万)
・総取扱高:3270億ドル(予想:3089億ドル)
  個人:930億ドル(予想:994億ドル)
  機関投資家:2340億ドル(予想:2109億ドル)

(通期見通し)
・月間平均取引ユーザー:800~850万(従来:550~800万)(予想:753万)

(NY時間09:49)
コインベース<COIN> 327.89(-29.51 -8.26%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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