ソニーG <日足> 「株探」多機能チャートより
ソニーグループ<
6758>は全般軟調地合いのなか強さを発揮し続伸。前週末の米国株市場でハイテク株比率が高いナスダック総合指数が安かったこともあって、きょうはハイテク主力株には向かい風の強い地合いとなっているが、同社株には国内外の機関投資家とみられる根強い買いが観測されている。今週28日に22年3月期上期の決算発表を控えており、好決算を先取りする動きとみられる。会社側では22年3月期通期の営業利益を9800億円と見込んでいる。今期から国際会計基準に移行するため前期との比較はできないものの前期に続き好調な業績を維持する見通しにあるが、市場では一段の上振れ余地を指摘する声が強い。また、既に台湾の半導体受託生産最大手のTSMC<
TSM>が日本での工場建設計画を明らかにしているが、これにはソニーGも参画する見通しにあることで、これも株価の刺激材料となっている。
出所:
MINKABU PRESS