【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):OLC、エネチェンジ、モダリス
OLC <日足> 「株探」多機能チャートより
オリエンタルランド<4661>が高い。同社は正午、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、運営する「東京ディズニーランド」及び「東京ディズニーシー」の営業時間を延長すると発表。現在は両パークとも開園時間は午前10時から午後7時となっているが、11月1日から「東京ディズニーランド」は午前9時から午後8時、「東京ディズニーシー」は午前9時から午後9時と変更する。また、10月25日から入園者数の制限を段階的に緩和するほか、アーリーエントリーチケットの販売や、夜のパレード「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」を11月1日より再開することも発表した。
■関西スーパーマーケット <9919> 1,986円 +3 円 (+0.2%) 本日終値
関西スーパーマーケット<9919>が3日ぶりに反発。20日の取引終了後、奈良県奈良市及びとくし丸(徳島県徳島市)と、奈良市住民の買い物支援事業に関する協定を締結したと発表。同協定により、関西スーパー奈良三条店を拠点として開業する移動スーパー「とくし丸」が、自宅や高齢者施設だけではなく、地域コミュニティーの中心である公民館などの公共施設敷地を使用しての販売を行うようになるという。
■ENECHANGE <4169> 5,300円 -570 円 (-9.7%) 本日終値
ENECHANGE<4169>は急落。東京証券取引所が20日、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を、21日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を発表しており、売買の自由度が制限されるとの見方から売りが優勢となったようだ。また、日証金も同日以降、貸借取引自己取引分及び非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を、50%(うち現金20%)にすると発表している。
■モダリス <4883> 1,116円 -104 円 (-8.5%) 本日終値
モダリス<4883>が急反落。20日の取引終了後、主要株主でもあった元役員が社内規定を順守せずに保有株を売却していたと発表しており、これが嫌気された。
■東京エレクトロン <8035> 48,610円 -2,350 円 (-4.6%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>が売り優勢となり、5万円大台を割り込んだ。ここ米長期金利の上昇が再び目立つ展開となっており、前日の米国株市場ではハイテク株の一角が売られた。半導体セクターもオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディング<ASML>が発表した10~12月期売上高予想が市場コンセンサスを下回ったことで株価も大幅に水準を切り下げた。また、エヌビディア<NVDA>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>など主力株がマイナス圏で引けており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も小幅ながら6日ぶりに反落した。東京市場でも前週後半から戻りに転じていた半導体製造装置の主力株だが、目先は利益確定売りに押される展開となっている。
■マツキヨココ <3088> 4,990円 -170 円 (-3.3%) 本日終値
マツキヨココカラ&カンパニー<3088>が続落。SMBC日興証券が目標株価5300円を据え置きつつ、投資評価を「1」から「2」としたことが弱材料視されたようだ。同証券では、直近の株価上昇でセクター内上値余地が中位となったために投資評価を引き下げたという。また、10月1日発表の新会社の通期営業利益計画(382億円)が同証券予想(442億円から405億円へ引き下げ)より弱い点を懸念。外出機会の戻りの弱さによる化粧品需要の回復遅れや、コロナ禍のマイナス影響が強く出た21年3月期にPB比率やKPI管理を強めたゆえに22年3月期の改善が穏やかになっている可能性などを考えているという。
■カカクコム <2371> 3,695円 -125 円 (-3.3%) 本日終値
カカクコム<2371>が続落。20日の取引終了後、22年3月期業績予想の下方修正を発表し、売上収益を590億円から558億円(前期比9.2%増)へ、営業利益を236億円から215億円(同17.5%増)へ減額したことが嫌気されたようだ。新型コロナウイルス感染再拡大に伴う緊急事態宣言の延長や再発令により経済活動の制限が当初想定より長期化したことから、主に食べログ事業が期初計画を下回る見込みとなったことが要因。
株探ニュース