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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):安川電、東京機、MSコンサル

安川電 <日足> 「株探」多機能チャートより
■安川電機 <6506>  5,070円  -100 円 (-1.9%)  本日終値
 安川電機<6506>は強弱観対立のなかも、売りに押される展開。前週末8日取引終了後に期中2度目となる22年2月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の540億円から580億円(前期比2.1倍)に増額された。企業の生産設備投資意欲は旺盛で、得意とするサーボモーターや産業ロボットの需要が収益を押し上げている。足もとの株式市場は、このタイミングでの同社の2度目の業績上方修正を織り込んでいた感はなかっただけにその意味でポジティブ材料となるが、一方で中国景気減速に対する警戒感が根強く株価は気迷いムードの強い展開となっている。

■4℃ホールデ <8008>  1,749円  -24 円 (-1.4%)  本日終値
 ヨンドシーホールディングス<8008>が反落。前週末8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高177億6900万円(前年同期比1.2%減)、営業利益3億9600万円(同62.0%減)、純利益2億8000万円(同53.5%減)と大幅減益となったことが嫌気された。アパレル事業は「パレット」が計画以上となる新規6店舗を出店したほか、既存店も同2.4%増と堅調に推移したものの、一方のジュエリー事業は緊急事態宣言の長期化や大型商業施設のクラスター発生などで経営環境は前年を上回る厳しさとなった。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高405億円(前期比2.7%増)、営業利益28億円(同1.2%増)、純利益22億円(同35.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■東京機械製作所 <6335>  2,018円  +400 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 東京機械製作所<6335>は続急騰。前週末8日の取引終了後、8月30日に発表した希望退職者募集の結果が61人となったことに伴い、特別退職金約1億円を22年3月期第3四半期に特別損失として計上すると発表。これを受けて、構造改革の一環として行った人員体制の再構築による今後の収益改善を期待した買いが入った。なお、通期業績予想に対する影響は精査中としている。

■MSコンサル <6555>  712円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 MS&Consulting<6555>がストップ高。同社は8日取引終了後に、22年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。営業損益は5400万円の黒字(前年同期は2億9600万円の赤字)となり、従来予想の2700万円の赤字から上振れ着地した。売上収益は前年同期比63.7%増の7億8400万円(従来予想は8億3100万円)となった。緊急事態宣言などの影響で外食の顧客を中心に顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(MSR)」やコンサルティング・研修の延期・中止が発生したことから売上収益は予想を下回ったものの、利益面ではSaaSの受注が加速したことや各種費用を見直したことによるコストダウン効果などが寄与した。なお、通期業績予想については、新型コロナウイルスの収束時期が不透明だとして従来見通しを据え置いている。

■かんなん丸 <7585>  910円  +125 円 (+15.9%)  本日終値
 かんなん丸<7585>急反騰。同社は居酒屋「庄や」「やる気茶屋」などのフランチャイズ展開を行っている。業績は新型コロナウイルスの影響を受けて低迷を余儀なくされてきたが、9月末に緊急事態宣言が解除されたことに合わせて短期資金が集中し急騰、その後も出来高増勢のなか大相場の様相を呈している。前週末は目先筋の利益確定で急反落したが、きょうは改めて買い直されている。市場では「時価総額が50億円未満と小型で機関投資家なども保有していないことで戻り売り圧力がない。アフターコロナ関連の象徴株のような値動きになっているが、特に材料は見当たらず、需給思惑のみが前面に押し出されている。今後も荒い値動きが予想される」(国内証券ストラテジスト)という。

■EduLab <4427>  2,697円  +339 円 (+14.4%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 EduLab<4427>が急騰。前週末8日の取引終了後、文部科学省が実施する「令和4年度全国学力・学習状況調査を実施するための委託事業(小学校事業)」を前年度に引き続き落札したと発表。受託したのは小学校6学年の児童を対象とした事業で、受託金額は16億3350万円。なお、22年9月期に計上される見込みという。

■長野計器 <7715>  1,316円  +100 円 (+8.2%)  本日終値
 長野計器<7715>が続急伸。同社は圧力計と圧力センサーの専業メーカーで世界トップクラスの実績を持つ。水素ステーション向け圧力計測器はほぼ独占供給の状態にあり、今後政府のグリーン成長戦略に伴い水素ステーションの設置数が大幅増加することが見込まれるなか、会社側でも同分野の需要獲得に期待を寄せている。足もとの業績も絶好調だ。22年3月期営業利益は28億5000万円から33億9000万円(前期比2.4倍)予想に大幅増額したが、これでもやや保守的な数字で更に上振れる可能性がある。同社の営業利益の過去最高は18年3月期の34億100万円であり、今期もう一段の上乗せとなればピーク利益更新達成が視野に入る。

■明治海運 <9115>  788円  +59 円 (+8.1%)  本日終値
 明治海運<9115>は急伸。前週末8日の取引終了後、連結子会社が保有する船舶を譲渡するのに伴い、22年3月期第4四半期に固定資産売却益見込み額約23億円を特別利益として計上すると発表。なお、22年3月期業績予想への影響は現在精査中としている。

■ペルセウス <4882>  606円  +36 円 (+6.3%)  本日終値
 ペルセウスプロテオミクス<4882>が後場上げ幅を拡大。この日、東京慈恵会医科大学生化学講座の山田幸司講師が研究代表者を務める研究テーマが、日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的がん医療実用化研究事業」に採択されたと発表した。採択されたテーマは、「早期肝がんに対するPKCδ(プロテインキナーゼCデルタ)を用いた新規高感度診断法の開発」で、東京慈恵会医科大学ではペルセウスとの共同研究により、血中PKCδ測定の臨床的意義の検証、最終的にはバイオマーカーの実用化を目指していることから、これを好材料視した買いが入ったようだ。

●ストップ高銘柄
 3DM <7777>  382円  +80 円 (+26.5%) ストップ高   本日終値
 川崎地質 <4673>  4,940円  +700 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 アクアライン <6173>  736円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値
 プロジェクトカンパニー <9246>  5,310円  +705 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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