【特集】「銀行」が18位にランク、米早期利上げ観測が追い風<注目テーマ>
三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 パワー半導体
2 デジタルトランスフォーメーション
3 半導体
4 旅行
5 脱炭素
6 日経中国関連株50
7 海運
8 再生可能エネルギー
9 人工知能
10 2021年のIPO
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が18位となっている。
足もとで銀行株に見直し機運が強まっている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は年初来高値に上昇しているほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクは堅調な値動きとなっている。米10年債利回りは先週末に一時1.45%前後と7月初旬以来の水準に上昇。長期金利の上昇は銀行にとって利ザヤ拡大による収益改善に結びつくとの期待が浮上した。22日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、テーパリング(量的緩和縮小)の年内開始が示唆されたほか、政策金利見通しの中央値は利上げ開始が2022年に前倒しされた。これを受け、米国に早期利上げ観測が浮上しており、銀行株は堅調な値動きとなっている。
また、SBIホールディングス<8473>は新生銀行<8303>に対して、TOB(株式公開買い付け)を実施するなか、SBIを中心とする地銀業界再編への期待が膨らんでいる。SBIグループと提携関係にある福島銀行<8562>のほか、島根銀行<7150>、筑波銀行<8338>なども注目されている。
出所:MINKABU PRESS