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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ダイセキS、大紀ア、イソライト (17日大引け後 発表分)

ダイセキS <日足> 「株探」多機能チャートより

 17日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ダイセキS <1712>   ★今期経常を40%上方修正、配当も2円増額
 ◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の15億円→21億円に40.3%上方修正。増益率が20.9%増→69.6%増に拡大する見通しとなった。中京エリアの大型インフラ整備工事関連事業に加え、首都圏と関西圏における大型工事案件の受注が寄与する。土壌処理需要の回復や前期に受注した複数の工事案件が完了したことも上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→8円(前期は6円)に大幅増額修正した。

 ラサ商事 <3023>   ★上期経常を29%上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7億円→9億円に28.6%上方修正。増益率が3.2%増→32.7%増に拡大する見通しとなった。プラント・設備工事関連事業における大型案件の完工前倒しなどで、売上高が計画を上回ることが寄与。経費削減の進展も利益を押し上げる。

 アグレ都市 <3467>   ★今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も9円増額
 ◆22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の12.1億円→14.7億円に21.4%上方修正。増益率が6.5%増→29.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。コロナ禍での戸建て住宅ニーズの高まりを背景に受注が堅調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。ウッドショックによる木材価格上昇の影響を受けるものの、原価低減や販管費削減を継続し採算が上向くことも上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の44円→53円(前期は42円)に増額修正した。

 高圧ガス <4097>   ★上期経常を23%上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の22億円→27億円に22.7%上方修正。増益率が18.2%増→45.1%増に拡大する見通しとなった。足もとで顧客の需要が想定を上回る水準で推移していることが要因。販管費の抑制なども上振れに貢献する。

 イソライト <5358>   ★今期経常を28%上方修正
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→32億円に28.0%上方修正。増益率が6.3%増→36.1%増に拡大する見通しとなった。世界経済の回復を背景に、断熱関連事業で中国や欧州を中心に販売が堅調に推移していることが上振れの要因。

 大紀ア <5702>   ★今期配当を14円増額修正
 ◆22年3月期の年間配当を従来計画の36円→50円(前期は28円)に大幅増額修正した。好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。権利付き最終日の28日を目前に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。

 EAJ <6063> [JQ]  ★非開示だった今期売上高は90%増収で2期ぶり最高更新へ
 ◆非開示だった21年12月期の連結売上高は前期比89.6%増の42.6億円に拡大し、2期ぶりに過去最高を更新する見通しとなった。厚生労働省から受託している「入国者等健康フォローアップセンター業務」の業務拡大に伴い、契約金額が従来の約22.1億円から約45億円へ増額変更されることになったことなどを反映した。

 旭ダイヤ <6140>   ★上期経常を3.3倍上方修正、配当も4円増額
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の4.1億円の黒字→13.5億円の黒字(前年同期は6.6億円の赤字)に3.3倍上方修正した。半導体需要の拡大や工作機械の受注増加を背景に、ダイヤモンド工具の販売が伸びることが寄与。持ち分法による投資利益の増加も利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の4円→8円(前年同期は3円)に大幅増額した。年間配当は12円になる。

 京三 <6742>   ★今期最終を2倍上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年3月期の連結最終損益を従来予想の40億円の黒字→80億円の黒字に2.0倍上方修正し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。1月に本社工場で発生した火災に関連する保険金のうち一部が確定し、上期に70.2億円を特別利益に計上することが主因。なお、第3四半期以降に予定する最終の保険金受け取り額は金額が確定していないため、業績予想には含めていない。

 タングス <6998> [東証2]  ★上期経常を54%上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.1億円→6.3億円に53.7%上方修正。増益率が3.0倍→4.6倍に拡大する見通しとなった。自動車部品市場の回復や半導体・電子部品の旺盛な需要を背景に、機械部品事業、電機部品事業ともに収益が想定以上に伸びる。工場稼働率の向上や原価低減などによる採算改善も利益を押し上げる。

 和田興産 <8931> [東証2]  ★上期経常を一転35%増益に上方修正、配当も1円増額
 ◆22年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)を従来予想の8.5億円→11.8億円に38.8%上方修正。従来の3.1%減益予想から一転して34.5%増益見通しとなった。販売用収益物件の引き渡しが前倒しで進み、売上高が計画を上回ったことが寄与。分譲マンション販売における個別プロジェクトの採算向上なども上振れに貢献した。
  業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の17円→18円(前年同期は無配)に増額した。年間配当は38円になる。

 UEX <9888> [JQ]  ★今期経常を42%上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月の連結経常利益を従来予想の3.1億円(予想レンジ中値)→6.2億円(同)に2.0倍上方修正。メーカーの値上げに対応した再販価格の見直しに注力したことに加え、連結子会社で半導体関連向けを中心に店売り販売が好調に推移したことが要因。
  併せて、通期の同利益を従来予想の9.1億円(予想レンジ中値)→13億円(同)に42.1%上方修正。増益率が82.3%増→2.6倍に拡大する見通しとなった。

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