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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ショートカバーを伴った急伸後はロング筋の利食いが強まるも、押し目無い意欲は根強い


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の3万0380円(+0.16%)前後で推移。寄り付きは3万0400円とシカゴ日経平均先物清算値(3万0420円)にサヤ寄せする形で買い先行で始まった。その後は利食い売りから3万0310円と下落に転じるなど強弱感が対立したものの、前場半ば辺りから騰勢を強め、一時3万0620円まで上昇幅を広げている。ただし、短期筋の売買が交錯しており、前引けにかけては急速に上昇幅を縮めた。

 日経平均株価は一時3万0795円78銭まで上昇し、2月につけたザラ場高値を上回った。これによりいったんは達成感が意識され、前引けにかけて利食いの動きが強まった。もっとも、ショートカバーを伴った急伸後はロング筋の利食いが強まるなど、短期筋の売買に振らされた影響が大きいだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.53倍と横ばいで推移しているため、NTショートの巻き戻しの動きは強まっていないこともあり、短期的な売買が中心であったことが窺える。引き続き政策期待が根強いなか、押し目買い意欲は強そうである。

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