【市況】東京株式(前引け)=339円高、年初来高値を意識する展開に
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
前日のNYダウは151ドル安と4日続落したが、東京市場は買い意欲が強く反発してスタート。前日に比べ300円を超す上昇となった。先物のSQ(特別清算指数)に絡む買いも流入した様子だ。日経平均株価は2月16日の年初来高値(3万467円)を視野に入れた展開となっている。業種別では、証券や建設、化学、非鉄など景気敏感株が堅調で、電力や医薬品が軟調に推移している。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>が高く、トヨタ自動車<7203>や任天堂<7974>が値を上げた。日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株がしっかり。SBIホールディングス<8473>からのTOB(株式公開買い付け)の実施発表で新生銀行<8303>でストップ高カイ気配となっている。半面、エーザイ<4523>や中外製薬<4519>が安く、京セラ<6971>、コマツ<6301>が軟調。東京電力ホールディングス<9501>や中国電力<9504>が値を下げた。
出所:MINKABU PRESS