【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):タカトリ、ALBERT、カワタ
タカトリ <日足> 「株探」多機能チャートより
タカトリ<6338>は急伸。8日の取引終了後、パワー半導体向けSiC材料(シリコンカーバイド)切断加工装置の大口受注を獲得したと発表。受注金額は約5億円で、22年9月期下期に売り上げを計上する予定。なお、21年9月期通期業績予想への影響はないとしている。
■ALBERT <3906> 5,040円 +290 円 (+6.1%) 本日終値
ALBERT<3906>が大幅反発。8日の取引終了後、日本総研(東京都品川区)とデジタルトランスフォーメーション(DX)領域で協業を開始すると発表。今回の協業は、企業が部分最適で取り組みがちなDXアクションについて、ビジョン・戦略の策定から実装までを一貫して支援することが目的。DXビジョン・戦略策定の実績を多く有する日本総研と、人工知能(AI)やビッグデータ分析をビジネスに生かすための社会実装及びDX人材育成に強みを持つALBERTが連携することで、DX・PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)を中心とした全社的なDXアクションを後押しするとしている。
■カワタ <6292> 979円 +55 円 (+6.0%) 本日終値
カワタ<6292>が急動意。プラスチック成形機の周辺機器を製造し、2次電池材料にも展開。リチウムイオン電池正極材分野では、同社のスーパーミキサー(乾式混合技術)に対する引き合いが強い。トヨタ自動車<7203>は7日、EVなどに使用する車載電池の開発に2030年までに1兆5000億円を投資する方針を表明しており、そのなかカワタはEV向けで実績が高く、関連有力株として物色の矛先が向いている。
■助川電気工業 <7711> 998円 +55 円 (+5.8%) 本日終値
助川電気工業<7711>が続急伸。高市早苗前総務相が8日、自民党総裁選への出馬を正式に表明。エネルギー政策として小型核融合炉を国家プロジェクトとして支援する方針を打ち出したことを受けて、核融合関連機器などの開発を進めており、先進プラズマ研究開発プロジェクトで日本と欧州が共同で実施する「JT-60SA計画」でもダイバータ(ダイバータカセット)組み立てを受注した同社に思惑的な買いが流入しているようだ。
■串カツ田中 <3547> 2,220円 +119 円 (+5.7%) 本日終値
串カツ田中ホールディングス<3547>が続伸し、年初来高値を更新した。政府が新型コロナウイルス対策の行動制限に関して、ワクチン接種やPCR検査などを条件に段階的に緩和する基本方針をまとめたと伝わった。なかで飲食店での酒類提供も解禁される見通しで、本格的な営業再開につながるとの期待感から買われているようだ。
■rakumo <4060> 1,700円 +60 円 (+3.7%) 本日終値
rakumo<4060>は続伸。同社はきょう、Google Workspace連携クラウド掲示板システム「rakumo ボード」がエステー<4951>に採用されたと発表。同社によると、今後エステーは段階的に社内での同サービスの活用範囲を広げていき、全社情報共有基盤としてより幅広い活用を目指すという。
■テクノホライゾン <6629> 1,402円 +49 円 (+3.6%) 本日終値
テクノホライゾン<6629>が大幅続伸。8日の取引終了後、シンガポール子会社のESCOが、没入型ワークスペースソリューションを提供する英イグルー・ビジョン社とパートナーシップ契約を締結したと発表。これにより、ESCOはアジア太平洋地域におけるイグルー社の没入型ワークスペースソリューションの販売権を与えられ、既存ラインアップに新たな革新的テクノロジーを加えることになるという。
■ユビAI <3858> 635円 +20 円 (+3.3%) 本日終値
ユビキタス AIコーポレーション<3858>が反発。きょう、同社が販売代理店を務める独OpenSynergy社が米アルファベットC<GOOG>傘下のグーグル、米クアルコム<QCOM>と提携し、仮想化されたAndroid車載用リファレンスプラットフォームの提供を開始したと発表した。
■早稲田アカデミー <4718> 989円 +19 円 (+2.0%) 本日終値
早稲田アカデミー<4718>が高い。午前11時30分ごろ、従来5円を予定していた22年3月期の中間配当を7円に引きあげると発表。期末配当予想は15円を据え置いており、年間配当は22円(前期20円)となる予定だ。
■enish <3667> 507円 +7 円 (+1.4%) 本日終値
enish<3667>が高い。午前11時15分ごろ、アニメ「進撃の巨人」のスマートフォンゲーム最新作「進撃の巨人Brave Order」の制作を発表。同ゲームは、単行本世界累計発行部数1億部を突破した人気作品「進撃の巨人」のスマートフォンゲーム最新作で、プレイヤーはエレンやミカサたちとともに調査兵団の一員となり、原作さながらに多数のプレイヤーと協力して、強大な巨人に立ち向かうというストーリー。ゲームオリジナルの撮り下ろしボイスを含むフルボイスで、臨場感たっぷりな「進撃の巨人」の世界が楽しめるという。
●ストップ高銘柄
キャリア <6198> 865円 +150 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
東京機械製作所 <6335> 3,360円 +502 円 (+17.6%) ストップ高 本日終値
以上、2銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース