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【特集】横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (10)信用残や全体の地合いを確認して、株価の動きを分析しよう

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 お盆休みや夏休みも明けて仕事に勤しむ生活に戻った人も多いことでしょうが、日本全国で新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大を伝える報道が相次いでいます。老若男女を問わず多くの人が1年半以上にもわたって自粛生活を強いられていますから、かつての日常生活を一日も早く取り戻したいと願っている人が多いのでしょう。日本国内のワクチン接種率はついに55%(1回目)を超え、米国の61%を射程に捉える状況になってきました。米国では教職員や屋内施設の客と従業員などを対象に接種義務化に動き始めている州や企業が現れており、経済活動の活発化に向けた動きが加速しているようです。日本でも今後、米国などに追随して経済活動の正常化に向けて本格的に動き出す可能性に期待したいところです。

 日本国内では順調にワクチン接種が進んでいますが、東南アジア諸国では新型コロナの感染拡大によりロックダウンを行う都市も出ています。そのため東京市場では、現地に工場などがある自動車関連銘柄が生産への影響を懸念されて一斉に売られる事態になりました。日経平均株価は下げ足を早め、節目の2万7000円を割り込み、8月20日には2万6954円まで下落しました。この過程で保有銘柄の株価が下落し、含み損が膨らむ状況に、どこまで値下がりするのだろうと不安を募らせた個人投資家も多かったことでしょう。

 一方で、こうした場合、信用取引を活用することで株価下落を収益チャンスに変えることができます。信用取引には、証券会社から資金を借りて現物取引のように安い時に株を買って高くなったら売る「信用買い」と、証券会社から株式を借りて高い時に株を空売りして安くなったら買い戻す「信用売り(空売り)」の2つの取引方法があります。株価の下落が見込まれる場合には、信用売りを行うことで利益を得ることができます。ただ、値上がりしている株価がいつ下落に転じるのか、また値下がりしている株価がそのまま下落し続けるのかを判断することは難しいと言わざるを得ません。そこで、今回は信用取引とチャートを活用して、株価の動きを分析していく方法を解説していきます。




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