【特集】「中古車」が6位にランク、新車供給減で関心高まる<注目テーマ>
トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 医療用ガス
2 デジタルトランスフォーメーション
3 海運
4 半導体製造装置
5 再生可能エネルギー
6 中古車
7 半導体
8 2021年のIPO
9 水素
10 アウトドア
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「中古車」が6位となっている。
トヨタ自動車<7203>は19日、8月下旬から9月にかけて国内14工場で生産調整(減産)を行うと発表した。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大などに伴って部品調達が滞っているためで、生産ラインの一部では最大22日間稼働を停止する。また、マツダ<7261>は25日、中国からの貨物便運休の影響で23日夜勤の一部から行っている本社工場(広島市南区)と防府工場(山口県防府市)の操業停止を27日の昼勤・夜勤まで延長すると発表。新車の供給が停滞することになり、中古車の需給が引き締まるとの見方から投資家の関心が高まっているようだ。
「3密」を回避する手段として自動車の需要が高まるなか、新車よりもすぐに手に入る中古車の人気は高く、ユー・エス・エス<4732>が3日に発表した7月のオークションデータ速報によると成約車両単価は前年同月に比べて13.6%上昇している。中古車の人気は当面続くことが予想され、アップルインターナショナル<2788>、ネクステージ<3186>、オークネット<3964>、IDOM<7599>、カーチスホールディングス<7602>、ケーユーホールディングス<9856>などの追い風となりそう。加えて、中古車ビジネスの総合プラットフォーム「symphony」を展開するファブリカコミュニケーションズ<4193>、中古車サイト「グーネット」を運営しているプロトコーポレーション<4298>もマークしておきたい。
出所:MINKABU PRESS