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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月23日記)

伊藤智洋(テクニカルアナリスト)

 日経平均株価は、8月20日に7月30日の安値2万7272円を割れたことで、現在が勢いの強い下げの流れへ入っている可能性が大きくなったと言えます。

 現在が下降の流れの途中なら、本日は、価格が反発しても、8月20日の高値2万7316円付近で上値を抑えられる公算です。

 目先、反転する可能性があるとするなら、2万7272円が意識される格好で、20日の安値2万6954円が押し目底となって、本日、すぐに反転上昇を開始する展開だけだと考えられます。

 強気の展開になる可能性があるなら、本日は、以前に押し目をつけた日の翌営業日の動きと同様、値幅の伴った上げ場面になるはずです。

 弱気有利な状況ですが、本日、もう1営業日だけ、押し目をつける可能性を考えておきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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