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【市況】5日の株式相場見通し=続落、デルタ株拡大で米雇用情勢に警戒感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京株式市場は、主力株中心に下値模索の動きが優勢となり日経平均株価は3日続落となりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが反落した。ADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数の伸びが事前コンセンサスを大幅に下回り、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大の影響が雇用情勢にも反映されるなか、景気敏感株中心に売りがかさんだ。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅プラス圏を維持し3日続伸となったが、東京市場では、東京都をはじめとする国内での新型コロナ感染者数の増加が顕著となっていることから、買い手控えムードが強まる公算が大きい。ただ、日経平均2万7000円台前半では空売りの買い戻しや押し目買いなども予想され、深押しは回避されそうだ。

 4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比323ドル73セント安の3万4792ドル67セントと反落。ナスダック総合株価指数は同19.238ポイント高の1万4780.533だった。

 日程面では、きょうは7月の輸入車販売、7月の軽自動車販売など。海外では英中銀の金融政策発表、6月の米貿易収支、インドネシアの4~6月期GDPなど。

出所:MINKABU PRESS

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