日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
3日の東京株式市場は、軟調な地合いとなりそうだ。日経平均株価は前日に500円近い急伸で前週末の急落分を取り返したが、2万8000円台手前では目先筋の戻り売りが上値を押さえることが予想される。前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、ナスダック総合指数は小幅プラス圏で着地したもののNYダウは続落となった。新型コロナウイルスの感染がワクチン接種済みの人にも広がっていることから経済活動への影響を懸念する動きが強まり、米長期金利が急低下し1.1%台まで水準を切り下げる形となった。景気敏感株中心に売られる格好となったが、東京市場でもこれを受け買い手控えムードが強まる可能性が高い。
2日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比97ドル31セント安の3万4838ドル16セントと続落。ナスダック総合株価指数は同8.391ポイント高の1万4681.069だった。
日程面では、きょうは7月のマネタリーベース、7月の都区部消費者物価指数など。海外では豪中銀の金融政策決定会合、6月の米製造業受注など。
出所:
MINKABU PRESS