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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:三菱自、日清粉G、シマノ

三菱自 <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱自動車工業 <7211>  309円  +24 円 (+8.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 三菱自動車工業<7211>が大幅高。同社は27日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。純利益を100億円から150億円(前期3123億1700万円の赤字)へ増額しており、これが好感されているようだ。売上高見通しも、2兆600億円から2兆800億円(前期比42.9%増)へ小幅に引き上げた。足もとの実勢を踏まえ費用の抑制や為替影響の好転を反映し、業績予想を修正した。また、今期のグローバル販売台数計画を96万7000台とし、従来計画の95万7000台から見直した。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高4319億4000万円(前年同期比88.2%増)、純利益60億9100万円(前年同期1761億5700万円の赤字)だった。

■日清製粉グループ本社 <2002>  1,805円  +83 円 (+4.8%)  11:30現在
 日清製粉グループ本社<2002>は大幅高で5日続伸している。27日の取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を6600億円から6700億円(前期比1.4%減)へ、営業利益を282億円から292億円(同7.4%増)へ、純利益を181億円から193億円(同1.5%増)へ上方修正したことが好感されている。第1四半期(4~6月)で、国内製粉事業が前年の新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向となったほか、中食・総菜事業の増収や、海外製粉事業の小麦相場上昇などによる収益改善が要因。なお、第1四半期決算は、売上高1592億2000万円(前年同期比3.9%減)、営業利益73億3400万円(同41.4%増)、純利益55億3500万円(同27.7%増)だった。

■シマノ <7309>  30,110円  +1,375 円 (+4.8%)  11:30現在
 シマノ<7309>がカイ気配で始まり、全体下げ相場に抗して4連騰と気を吐いている。同社は自転車部品の世界トップメーカーだが、業績は絶好調に推移している。27日取引終了後、21年12月期業績予想の上方修正を発表した。売上高は従来予想の4555億円から5000億円(前期比32.3%増)、営業利益は1050億円から1245億円(同50.5%増)に大幅上乗せした。増額前の段階で営業利益は過去最高利益を更新する見通しにあったが、そこから更に上積みされる形となる。コロナ禍で移動手段に自転車を活用する動きが活発化し業績押し上げ要因となった。好業績を背景に株主還元の動きも強化、今期年間配当を従来計画の155円から235円に引き上げたほか、発行済み株式数(自社株を除く)の1.9%にあたる180万株、500億円を上限とする自社株買いを実施することも併せて発表、これが株価を強く刺激する格好となっている。

■ACCESS <4813>  905円  +33 円 (+3.8%)  11:30現在
 ACCESS<4813>は大幅高。同社はIoTデバイスの開発やクラウドを活用した法人向けIoTソリューションなどを展開し、現在は電子書籍プラットフォームが収益の主軸を担っている。そうしたなか、27日取引終了後にNTT<9432> と同社が推進する「IOWN 構想の実現」を目的として両社が業務提携で合意したことが発表され、今後の業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。IOWNは光技術を使う通信網で、この活用を念頭に置いた提携となる。ACCESSにとっては通信メガキャリアとの連携で業績飛躍のチャンスとなる。

■メルコホールディングス <6676>  6,070円  +180 円 (+3.1%)  11:30現在
 メルコホールディングス<6676>が4連騰で上場来高値を連日更新している。27日の取引終了後に発表した22年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益が前年同期比3.1倍の34億1300万円に急拡大しており、これが好感されている。Wi-Fiルーターを中心とするパソコン周辺機器を手掛ける主力のIT関連事業が業績を牽引した。コロナ禍によるテレワークや巣ごもり需要の拡大を背景に、個人需要が好調を維持したほか、空気清浄機やCPUといった代理店ビジネスが拡大したことなども収益を押し上げた。通期計画の100億円に対する進捗率は34.1%に達しており、11年3月期に記録した最高益(109億5400万円)の更新も視野に入る。

■KOA <6999>  1,735円  +47 円 (+2.8%)  11:30現在
 KOA<6999>は3日続伸している。27日の取引終了後、非開示だった22年3月期上期(4~9月)の連結経常利益が前年同期比6.3倍の38億8000万円になりそうだと発表。また、上期配当は16円(前年同期は4円50銭)実施する方針としており、これを好感する買いが入っている。同時に発表した第1四半期(4~6月)の同利益は前年同期比4.2倍の20億1200万円だった。昨年の新型コロナウイルス感染拡大で世界経済が停滞した影響から需要が回復し、すべての地域で自動車向け抵抗器の販売が大幅に増加したという。なお、通期の業績見通しと配当予想は引き続き未定としている。

■トクヤマ <4043>  2,343円  +49 円 (+2.1%)  11:30現在
 トクヤマ<4043>が4日続伸。きょう9時に発表した22年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比12.7%増の74億9600万円となった。6四半期ぶりに増益に転じており、これが好材料視されている。原燃料コストの増加などがあったものの、塩化ビニルモノマーの海外市況が上昇したことに加え、半導体関連製品などの販売が堅調に推移したことなどが寄与した。なお、売上高は収益認識会計基準を適用した影響などで前年同期比4.4%減の674億9700万円だった。

■マクアケ <4479>  5,310円  -1,000 円 (-15.8%) ストップ安売り気配   11:30現在
 マクアケ<4479>はストップ安の5310円水準でウリ気配となっている。27日の取引終了後、21年9月期の単独業績予想について、売上高を51億7200万円から46億7000万円(前期比44.8%増)へ、営業利益を6億2000万円から3億1100万円(同39.0%減)へ、純利益を4億5000万円から2億500万円(同44.3%減)へ下方修正したことが嫌気されている。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、国内消費市場のEC化は進んでいるものの、消費支出の動向は不透明さが続いていることから第3四半期累計(20年10月~21年6月)の売上高が計画を下回ったことが要因。また、応援購入サービス「Makuake」の購入総額の成長が続くなか、成長機会の逸失を避けるべく、良質なプロジェクトやサポーターの獲得、人材採用を中心とした先行投資の見直しを行わず従来通りの支出を見込むことも響く見通し。なお、同時に発表した第3四半期決算は、売上高33億3200万円(前年同期比59.3%増)、営業利益2億100万円(同62.1%減)、純利益1億2900万円(同63.5%減)だった。

■タツタ電線 <5809>  533円  -58 円 (-9.8%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 タツタ電線<5809>が急落。同社は27日取引終了後、22年3月期の予想連結利益の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は603億円から652億円(前期比19.6%増)に増額したが、営業利益は40億円から36億円(同1.9%増)に、純利益は29億円から26億5000万円(同0.2%増)にそれぞれ減額した。銅価格の上昇で電線・ケーブル事業が増収となるが、ユーザーの在庫調整や半導体不足の影響で電子材料事業が減益となることなどが響く見通しだ。

■大倉工業 <4221>  2,426円  -140 円 (-5.5%)  11:30現在  東証1部 下落率10位
 大倉工業<4221>が4日ぶり反落。27日の取引終了後、21年12月期連結業績予想の上方修正を発表し、純利益を28億円から32億円(前期比11.7%増)へ一転増益となる見通しを示した。ただ5月以降、直近1~3月期の大幅増益決算を受けて株価を大きく上昇させていただけに、目先材料出尽くしの売りに押されている。新規材料事業における光学製品の販売が好調だったほか、各事業でコスト削減に努めたことなどから1~6月期業績が上振れる見込みとなり、これに伴い通期見通しを見直した。また、原油価格の更なる上昇による変動コストの増加や構造改革に伴う費用の計上なども織り込んだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,827円  -261 円 (-3.7%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>の下げが加速している。きょうは全体地合い悪で先物を絡めたインデックス売りの影響も受けているが、7000円台を割り込み6800円近辺で売り買いを交錯させている。中国政府によるネット企業への規制強化の動きを背景に、電子商取引最大手のアリババグループや配車アプリ大手の滴滴出行(ディディ)などをはじめ、中国関連企業に積極投資する同社に逆風が意識されている。株価は5月上旬の段階では1万円大台に乗せていたが、時価は既に30%以上も水準を切り下げた状態にある。時価総額も12兆円台を下回った。投資家の思惑が錯綜するなか商いも活発化しており、売買代金は全市場を通じてトップとなっている。

■レーザーテック <6920>  21,500円  -810 円 (-3.6%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が3日ぶり大幅反落。きょうは全体相場がリスク回避の売りに晒されるなか、同社株をはじめ半導体関連株も下値模索の動きを強いられる銘柄が多い。中国のネット企業への規制強化の動きは米国株市場でもハイテク株売りを誘発しており、前日の米国株市場ではナスダック総合指数の下げが目立ったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も一時75日移動平均線を下回る水準まで売り込まれた。ザイリンクス<XLNX>が3%超、インテル<INTC>も2%超に売られるなど主力株中心に軒並み安く、東京市場でもこの流れが波及している。そのなかレーザーテックは、ここ最近は半導体関連のなかでも売買代金で突出するケースが多く、マーケットの注目度の高さを物語っている。

■日経レバ <1570>  14,470円  -330 円 (-2.2%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が4日ぶり反落。1万4000円台半ばで売り物をこなす展開となっている。日経平均に連動するETFで変動率が日経平均株価の2倍に基本設定されていることが特徴。全体相場のボラティリテイが高まると、短期の値幅取りに着目した資金の流入が活発化する傾向が強い。目先は中国株や香港株市場などが波乱含みの動きでリスク回避ムードが高まっており、投資家の視線が日経レバに向いており、売買代金は全市場を通じて首位を争う状況にある。信用買い残が直近21日現在で大幅に増加しており、再び1000万口を超えていることで需給悪化も意識されやすい。

■サカイオーベックス <3408>  3,715円  +700 円 (+23.2%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 サカイオーベックス<3408>がストップ高カイ気配。27日の取引終了後、MBOの一環として同社代表取締役社長である松木伸太郎氏が全株式を所有するサカイ繊維がサカイオーベ株に対してTOBを実施すると発表しており、TOB価格の3810円にサヤ寄せする格好となっている。買い付け予定数は567万5533株(下限361万1900株、上限設定なし)で、買い付け期間は7月28日から9月8日まで。なおTOB成立後、サカイオーベは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は、同社を27日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■アジャイル <6573>  559円  +71 円 (+14.6%) 一時ストップ高   11:30現在
 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が急騰。今月12日に大量保有報告書を提出したサイブリッジが27日の取引終了後、財務省に変更報告書を提出し、サイブリッジの同社株式保有比率は5.01%から9.99%に増加したことが判明。これを受けて思惑的な買いが向かっている。また同日、子会社クリエ・ジャパンが、富士通<6702>の主催する富士通アクセラレータープログラム「Work Life Shift」の採択企業に決定したと発表したことも材料視されているようだ。クリエの提供する動画DXソリューション「PRISM」が富士通の全社DXプロジェクト「フジトラ」と連携し、新たな働き方改革の具体的なソリューションを創出するとしている。

●ストップ高銘柄
 グローバルウェイ <3936>  2,103円  +400 円 (+23.5%) ストップ高   11:30現在
 ピー・シー・エー <9629>  5,400円  +705 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 マクアケ <4479>  5,310円  -1,000 円 (-15.8%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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