【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):インフォMT、西松屋チェ、東エレク
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インフォマート<2492>が反発。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が45億2300万円から46億9300万円(前年同期比11.6%増)へ、営業利益が3億2500万円から7億600万円(同5.7%減)へ、純利益が1億9400万円から4億6100万円(同10.3%減)へ上振れて着地したようだと発表。「BtoBプラットフォーム 請求書」の新規有料契約数の増加や稼働(請求書の電子データ化)が順調に推移したことなどが売上高を押し上げたことに加えて、売上原価や販管費の一部の発生時期が下期にずれ込むことが寄与する。
■ニチレキ <5011> 1,380円 +24 円 (+1.8%) 本日終値
ニチレキ<5011>が続伸。21日の取引終了後、スマートフォンによる道路点検システム「GLOCAL-EYEZ」のサービスを開始すると発表。同システムは、東京大学大学院工学系研究科・長山智則准教授の開発した人工知能(AI)による路面評価の基本ロジックと、スマートシティ技術研究所(東京都足立区)が有する迅速なAI・システム開発技術及びニチレキが長年培ってきた舗装管理、舗装補修技術を融合。点検の専用車や専用のビデオカメラなどを使わずに、スマートフォンで舗装道路を撮影するだけで、舗装路面のひび割れの損傷状態などを安価に点検することができるのが特徴。解析項目はひび割れのほか、安全運転に支障をきたす穴ぼこ、道路利用者や住民からの苦情のもととなる段差、センターラインなどの路面標示のかすれなどとしている。なお、同件がニチレキの業績に与える影響は当面軽微であるという。
■西松屋チェーン <7545> 1,389円 +21 円 (+1.5%) 本日終値
西松屋チェーン<7545>が続伸。21日の取引終了後に発表した7月度(6月21日~7月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比2.4%減と3カ月連続で前年実績を下回ったが織り込み済みとの見方が強い。気温が昨年と比較して高めに推移したことで、夏物衣料の売り上げが伸びたものの、前年7月に2ケタ増となった反動もあり、客数が同0.4%減、客単価が同2.0%減と前年に届かなかった。なお、全店売上高は同0.5%減だった。
■東京エレクトロン <8035> 45,370円 +570 円 (+1.3%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連株が軒並み上昇。世界的に半導体需給が逼迫するなか、半導体メーカーの生産設備増強の動きが加速している。特に高集積化を背景にEUV(極端紫外線)関連の投資需要が旺盛で、製造装置メーカーには追い風が強い。そうしたなか、前週末の米国株市場では主要株指数が揃って過去最高値を更新する一方、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇し、最高値にはまだ届かないものの高値圏で強調展開にある。東京市場でもこの流れを受け、関連株に投資資金が誘導される形となった。
■テーオーシー <8841> 657円 +5 円 (+0.8%) 本日終値
テーオーシー<8841>は続伸。21日の取引終了後、7月30日付で860万株(発行済み株数の8.28%)の自社株を消却すると発表。なお、消却後の発行済み株数は9527万9352株となる予定だ。
■キヤノン電子 <7739> 1,630円 -93 円 (-5.4%) 本日終値 東証1部 下落率5位
21日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は13%減益」が嫌気された。
キヤノン電子 <7739> が7月21日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比13.4%増の33.6億円に伸びたが、通期計画の80.7億円に対する進捗率は41.6%にとどまり、5年平均の52.1%も下回った。
⇒⇒キヤノン電子の詳しい業績推移表を見る
■ソフトバンクグループ <9984> 7,106円 -155 円 (-2.1%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>は全体相場が大幅続伸歩調にあるなかで、上値の重い展開を余儀なくされている。時価7200円近辺は、5月上旬の1万円大台攻防の局面から約30%もディスカウントされた水準で値ごろ感はあるが、戻り売り圧力も強い。きょうも売買代金は東証1部第2位でマーケットの注目度は引き続き高いものの、強弱観が対立する状況は変わらない。直近は同社が出資する中国配車アプリ大手の滴滴出行(ディディ)について約4400億円の含み損が伝えられるなど株価にネガティブに働いている。株式需給面では信用買い残が直近データで8週ぶりに減少に転じたとはいえ、以前1800万株近くに達しており、信用倍率13.4倍と大幅に買い長であることは足かせとなっている。
■昭電線HD <5805> 1,742円 -8 円 (-0.5%) 本日終値
昭和電線ホールディングス<5805>は反落。21日の取引終了後、子会社昭和電線ケーブルシステムが過去に販売した製品の一部で、顧客との取り決めとは異なる方法で品質試験を行っていたことが判明したと発表。不整合が判明した製品は、主に架空送電に用いられる鋼心アルミニウムより線及び硬アルミニウムより線。同社では外部の専門家である弁護士を委員長とする特別調査委員会を設置し実態調査を行うとしている。なお、同件による業績への影響は現時点では不明としている。
■グローバルウェイ <3936> 1,403円 +300 円 (+27.2%) ストップ高 本日終値
グローバルウェイ<3936>がストップ高。前週21日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、純利益を3000万円から9500万円(前期1億8700万円の赤字)へ上方修正すると発表。傘下企業が手掛ける暗号通貨「タイムコイン」の一定数を順次売却する予定にあり、これに伴い営業外収益の増加を見込む。なお、通期の売上高は15億円(前期比23.0%増)、営業利益は1000万円(前期3億6200万円の赤字)の見通し。
■コラントッテ <7792> 1,628円 +300 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値
コラントッテ<7792>が急騰。同社は医療機器やヘルスケア製品の製造、販売を手掛け、肩のコリなどを緩和する磁気ネックレスなどを扱っている。同社と契約する卓球の伊藤美誠選手が東京五輪の卓球混合ダブルスで準決勝を勝ち上がり、今晩の決勝戦で金メダル獲得の可能性が出ている。これを受け、コラントッテには勝利を期待した先回り買いが流入している様子だ。
●ストップ高銘柄
ゼット <8135> 380円 +80 円 (+26.7%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース