【材料】ハーレーが決算受け下落 バイク関連の売上高は予想下回る=米国株個別
ハーレーダビッドソン<HOG>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、売上高の87%を占めるバイク関連の売上高は予想を下回っている。出荷台数は5万6700台と前年比で倍増したものの予想は下回った。
同社のジーツCEOは「市場における消費者の積極性の兆候に勇気づけられている。しかし、このセクターに引き続き影響を与えると予想される半導体不足などのサプライチェーン問題に引き続き留意している」と語った。
アナリストからも慎重な意見が出ており、同社の経営戦略である「ハードワイヤー戦略」の主要目標は、2025年までにバイク部門の1桁台半ばの成長と利益率拡大だが、今年の総売上高が2015年のピークを21%下回っていること、そして、自転車、部品、商品においては25%下回っていることを考慮すると、さほど刺激的ではないとの指摘も出ていた。
需要の増加と新製品投入にもかかわらず、見通しは慎重なままで、以前の規模への復帰を複雑にしており、同社のリストラ努力はむしろ、M&Aのアピールになる可能性があるという。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.41ドル(予想:1.26ドル)
・売上高:15.3億ドル(予想:13.8億ドル)
バイク関連:13.3億ドル(予想:13.5億ドル)
金融サービス:2.01億ドル(予想:1.98億ドル)
・粗利益率(調整後):30.6%(予想:30.1%)
・出荷台数:5万6700台(予想:6万3886台)
(通期見通し)
・バイク関連売上高:30~35%増
・設備投資:1.90~2.25億ドル(従来:1.90~2.20億ドル)
(NY時間10:21)
ハーレーダビッドソン<HOG> 41.64(-2.17 -4.94%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
同社のジーツCEOは「市場における消費者の積極性の兆候に勇気づけられている。しかし、このセクターに引き続き影響を与えると予想される半導体不足などのサプライチェーン問題に引き続き留意している」と語った。
アナリストからも慎重な意見が出ており、同社の経営戦略である「ハードワイヤー戦略」の主要目標は、2025年までにバイク部門の1桁台半ばの成長と利益率拡大だが、今年の総売上高が2015年のピークを21%下回っていること、そして、自転車、部品、商品においては25%下回っていることを考慮すると、さほど刺激的ではないとの指摘も出ていた。
需要の増加と新製品投入にもかかわらず、見通しは慎重なままで、以前の規模への復帰を複雑にしており、同社のリストラ努力はむしろ、M&Aのアピールになる可能性があるという。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.41ドル(予想:1.26ドル)
・売上高:15.3億ドル(予想:13.8億ドル)
バイク関連:13.3億ドル(予想:13.5億ドル)
金融サービス:2.01億ドル(予想:1.98億ドル)
・粗利益率(調整後):30.6%(予想:30.1%)
・出荷台数:5万6700台(予想:6万3886台)
(通期見通し)
・バイク関連売上高:30~35%増
・設備投資:1.90~2.25億ドル(従来:1.90~2.20億ドル)
(NY時間10:21)
ハーレーダビッドソン<HOG> 41.64(-2.17 -4.94%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美