市場ニュース

戻る
 

【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 デザインワン、ローツェ、シノケンG (12日大引け後 発表分)

デザインワン <日足> 「株探」多機能チャートより

 12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 デザインワン <6048>   ★今期経常を24倍上方修正
 ◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の600万円(前期比97.2%減)→1億4300万円(同32.5%減)に24倍上方修正。口コミサイト「エキテン」の不調が続く一方、システム開発(BPO)事業の好調や5月に子会社化したDEECHが寄与し、売上高は計画を若干上回る見通し。販管費の抑制に加え、予定していた投資の金額が想定を下回ることが利益を押し上げる。

 黒谷 <3168>   ★9-5月期(3Q累計)経常が13倍増益で着地
 ◆21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比13倍の14.3億円に急拡大して着地。非鉄金属事業の主力取扱商品である銅の市況が大きく上昇し、利ざやが改善したことに加え、販売数量も増加したことが収益好転の要因となった。
  通期計画の15億円に対する進捗率は95.1%に達しており、業績上振れが期待される。

 ソフトMAX <3671> [東証M]  ★上期経常を2.2倍上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.6億円→3.5億円に2.2倍上方修正。増益率が10.2%増→2.4倍に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。感染症拡大防止対策としての非接触型の電子カルテなど医療情報システムに対するニーズの高まりに加え、医療DXとしてのオンライン資格確認機能の全国医療機関への販売、新たな案件の売上計上が寄与した。また、開発・導入業務の標準化が一段と進み、労務費や外注委託費用が減少したことも上振れにつながった。  

 ヴィッツ <4440>   ★今期経常を38%上方修正、配当も2円増額
 ◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の1億9500万円(予想レンジ中値)→2億6900万円に37.9%上方修正。減益率が41.1%減→18.7%減に縮小する見通しとなった。研究開発従事工数の削減による機会損失の低下に加え、コロナ影響からの受注回復が寄与する。また、高収益案件の増加やコスト抑制、研究開発費の削減なども上振れに貢献する。
  併せて、期末一括配当を従来計画の4円→6円(前期は6円)に増額修正した。

 ローツェ <6323>   ★3-5月期(1Q)経常は86%増益で着地
 ◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比86.5%増の35.3億円に拡大して着地。テレワークや5Gの本格普及で半導体需要が急増するなか、半導体関連装置の販売が引き続き好調だったことが寄与。
  上期計画の53億円に対する進捗率は66.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 シノケンG <8909> [JQ]  ★上期経常を65%上方修正
 ◆21年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の20億円→33億円に65.0%上方修正。減益率が48.9%減→15.6%減に縮小する見通しとなった。不動産セールス事業(アパートメント)において、前倒しで建物が竣工したことなどが上振れの要因。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均