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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、当局者の慎重姿勢で買いも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,239.62(+8.12)
ナスダック100先物  14,298.12(+35.12)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏を維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


23日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックは続伸となったが、ダウはS&Pとともにマイナスへ転じ、節目の34000ドルを割り込んだ。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締めが意識されるなか、パウエル議長が前日の議会証言で慎重な見解を示し、早期利上げ観測を弱めた。ただ、この日発表されたPMIは景気の好不況の境目である50を引き続き大きく上回ったが、製造業が前回を上回ったのに対し、サービス業の予想外の弱さが買いを抑えた。


本日は底堅い値動きか。今晩発表の新規失業保険申請件数や耐久財受注(速報値)、国内総生産(確定値)はいずれも前回並みか改善が予想されている。想定通りなら金融引き締め観測の支援材料となり、売り先行となりそうだ。国債入札が前日同様に不調なら金利高に振れ、ハイテク株売りつながりやすい。一方、FRB当局者による討論会での発言も引き続き注視される。利上げに慎重なウィリアムズNY連銀総裁などの見解は、株買いを誘発する可能性があろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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