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【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸も値下がり銘柄数が値上がり上回る

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 23日前引けの日経平均株価は前営業日比32円55銭高の2万8916円68銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は4億8588万株、売買代金概算は1兆1839億円。値上がり銘柄数は858、対して値下がり銘柄数は1179、変わらずは145銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は売り買い交錯の展開。前日の米国株市場ではパウエルFRB議長の議会証言を受けて主要株指数が総じて高くなり、ナスダック総合指数が最高値を更新した。これを受け、朝方は買い優勢の展開だったが日経平均の上値は重かった。個別株も売買代金上位の銘柄は下げるものが目立ち、値下がり銘柄数が1100を超え、値上がり銘柄数を大幅に上回っている。TOPIXはマイナス圏で着地した。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が高く、レーザーテック<6920>も買い優勢。ニトリホールディングス<9843>も買い人気を集めた。三協立山<5932>、乾汽船<9308>が急伸、ラクス<3923>も値を飛ばした。レノバ<9519>も物色人気。半面、売買代金トップのエーザイ<4523>が値を下げ、任天堂<7974>も軟調、トヨタ自動車<7203>も売りに押された。サイボウズ<4776>が急落、トレックス・セミコンダクター<6616>も利食われた。スルガ銀行<8358>も値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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