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【市況】米国株見通し:上げ渋りか、月末のフローに警戒も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,198.88(+13.38)
ナスダック100先物  13,712.25(+56.00)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル高。NY原油先物(WTI)は反発し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


25日の取引で主要3指数は反落。ナスダックは小幅安にとどまったが、4日ぶりに下げへ転じたダウは81ドル安の34312ドルで取引を終えた。仮想通貨ビットコインの下げ渋りを受け、序盤の株価指数は上昇基調に振れた。また、連邦準備制度理事会(FRB)による緩和縮小観測が弱まり、金利安が株価を支えた。ただ、この日発表された住宅関連指標は強弱まちまちとなったほか、消費者信頼感指数は下振れ予想を下回り、回復期待は一服した。


本日は上げ渋りか。FRB当局者からは回復に向けやや楽観的な発言が聞かれる一方で、資産買入れの段階的縮小(テーパリング)への思惑は遠のき、引き続き金利高は抑制されそうだ。また、今晩の5年国債入札が好調なら、長期金利を一段下押しする要因に。ビットコインの下落が避けられれば株買いが強まり、指数は上向く見通し。ただ、明日の国内総生産(GDP)改定値を見極めようと、買いは縮小しよう。月末に向けたフローも上値を抑える可能性があろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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