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【市況】日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 17日の日本株市場は、先週の下落に対する自律反発の動きが続きそうである。14日の米国市場はNYダウが360ドル高、ナスダックは304ポイント高だった。長期金利の低下を受けて買い先行で始まると、その後も疾病対策センター(CDC)がワクチン接種後の新指針としてマスク不要と決定したことに加えて、運輸保安局(TSA)は空港利用者数がパンデミック以降で最高に達したと発表したことを背景に、経済活動再開ペースの加速を期待した買いに拍車がかかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比270円高の28310円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなり、先週の大幅な下げに対する自律反発の動きが見込まれる。米国ではハイテク株主導の強い値動きによってナスダックは2%を超える上昇を見せており、前日に一時28.93まで上昇していたVIX指数は18.81に低下していることも買い安心感に繋がりやすいと見られる。この流れから指数インパクトの大きい値がさ株の上昇が見込まれるため、日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開が意識されやすいだろう。

 一方で米国市場は連日で長期金利が低下したことが材料視されるなど、引き続きインフレへの警戒感によって振らされやすい状況であり、積極的な上値追いは慎重にさせそうである。そのため、買い一巡後の底堅さを見極める必要はあるため、まずは28000円処での底堅さを見せてくるかが注目されるところであろう。もっとも、決算発表が通過したことにより、様子見姿勢を続けていた機関投資家などにより改めて決算を評価した動きが期待されやすく、押し目買い意欲は強そうである。

 物色の流れとしては米国市場の上昇を受けて、指数インパクトの大きい値がさ株など主力銘柄が日経平均をけん引しよう。また、先週末に1000社近い企業が決算を発表していることもあり、決算内容を手掛りとした物色も強まりそうである。先週のインデックス主導による大幅な調整によってイレギュラー的な価格形成も見られているため、好決算企業に対しては見直し買いが強まりやすい。また、ナスダック上昇の流れを受けて、足元できつい調整が続いているマザーズ銘柄などへのリバウンド狙いも意識されやすいだろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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