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【市況】東京株式(大引け)=40円高と小幅続伸、上値重く朝高後に伸び悩む

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸。前日の米株式相場の上昇が好感され、朝方は値を上げてスタートしたが、上値は重く後場にかけ小幅高で推移した。

 大引けの日経平均株価は前日比40円68銭高の2万9683円37銭。東証1部の売買高概算は9億915万株。売買代金概算は2兆555億8000万円にとどまった。値上がり銘柄数は1021と全体の約46%、値下がり銘柄数は1051、変わらずは118銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが305ドル高と上昇し、初の3万4000ドル台に乗せた。米3月小売売上高など好調な経済指標が好感された。これを受けた東京市場も買い先行でスタート。日経平均株価は一時、前日に比べ140円を超す上昇となった。ただ、買い一巡後は伸び悩む展開となりマイナス圏に転じる場面もあった。週末要因に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響などが警戒された。セクター別では鉱業、不動産、精密機器などが高く、海運、銀行、鉄鋼などの景気敏感株が安い。

 個別銘柄では、任天堂<7974>やエムスリー<2413>が高く、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株が高い。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が急伸し、BASE<4477>やメルカリ<4385>が値を上げた。紀文食品<2933>が買われた。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>が安く、トヨタ自動車<7203>、武田薬品工業<4502>が軟調。東芝<6502>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が安く、オリエンタルランド<4661>、商船三井<9104>や日本製鉄<5401>が値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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